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ブーさんとキリンの生活

倉庫の2階でひっそり暮らす

競売物件は小説より奇なり

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仕事が休みの日、時々少し離れた住宅地まで散歩をします。
その時の気分で角を曲がり、町の変化を観察します。


少し前まで畑だった土地が宅地になり、新しい家族が生活を始める。
ずっと空き家だった家が解体され、更地になり売りに出される。
去年まで庭がきれいに手入れされていた家が、今年は荒れ放題になっている。

町の新陳代謝を感じます。


ある時、インターネットで競売物件の情報を見ていた夫のブーさんが、その町の物件が競売にかけられているのを見つけました。


よく見ると、私が散歩のときに時々前を通る家でした。
外から見る限りではきれいに手入れされているようでしたが、いつの間にか競売にかけられていたのです。


競売物件のサイトには様々な情報が載っています。
室内の画像もありますが、物であふれている物件が多いです。
お金の不安で丁寧な生活ができなくなったのか、生活が荒れていたから競売にかけられるような状況になったのか、色々考えさせられます。


私が知っている家の競売情報を見ると、外観だけでなく室内もきれいに片付けられていました。
画像から丁寧な暮らしぶりが感じられました。
どうしてこんな事になったのか。


情報を読み進めていくと、家族の不和から借金の問題が発生したのが原因のようでした。
とてもきれいな家の中でどんな不幸が起こっていたのでしょうか。
外から見ただけではわからない他人の人生。

 

そういえば、実家の近所の家もいつの間にか競売にかけられていました。
大きな立派な家を建て、完成見学会を開催した5年後。
家族の不幸からすべてが狂い、ローンが払えなくなったと伝え聞きました。

 

散歩をしながら時々見ていた競売物件は、不動産業者が落札したようです。
少し手を加え、売りに出されていました。

その家につけられた「売物件」の看板を見るたびに、こんな事を考えます。
次はどんな家族が生活をするのだろうか。
そして、ここに住んでいた家族は今どこでどんな暮らしをしているのだろうか。

以前より幸せな暮らしが送れていますように。