ブーさんとキリンの生活

倉庫の2階でひっそり暮らす

ちゃぶ台と私の関係

私の小さなちゃぶ台

物心ついた頃から、ずっと使っているちゃぶ台があります。

直径42cm、高さ15.5cmの小さなちゃぶ台。

伯母が子供の頃、町内会の福引きで当てた二等の景品だそうです。

祖父が喜び、台の裏に日付と名前を彫りました。

<昭和三十年一月二日 ミヤ>

もう61年も前の事です。

 

ちゃぶ台でおままごと

私は幼い頃、このちゃぶ台でおままごとをしました。

向かい側にお人形を座らせ、小さなコップやお茶碗などを置き、

1人で空想の世界にひたるのがとても好きでした。

ぬりえや工作も、ちゃぶ台の上で黙々と楽しんでいました。


小学生のある秋のこと、外遊びから帰ってくると、栗やさつまいも、お団子に加え、

ススキがちゃぶ台の上に置いてありました。

「これ私のおやつ?食べていい?」

母に聞くと、「今日は十五夜だよ」と一言。

その時は、私のためのおやつではないのかと残念に思いました。

しかしあれは、母が私に日本の文化を教えるためにしてくれた事なのだと、

大人になって感謝しています。

 

ちゃぶ台と炊飯器

一人暮らしをしている時は、テレビ台に使っていました。

そして今は、炊飯器を置いています。


私の人生をすぐ側で、静かに見ているちゃぶ台。

長く共に生活しているため自分の分身のような存在です。

ちゃぶ台が物の命を全うするのを見届けたい。

その一方で、私が死んでもちゃぶ台として生き続けて欲しい。

どちらかの命が果てるまで、共に生き続けるちゃぶ台と私です。