夫は食事を変えて3ヵ月で10キロ痩せました。
約10年振りに受けた健康診断の結果が大変悪く、特に中性脂肪が正常値のおよそ10倍と最悪。
治療と食事療法が必要な状態です。
医師には「今ここで倒れてもおかしくない」と、言われました。
そこで、夫が抱えている問題を洗い出し、脂質異常症(高脂血症)の夫に合ったダイエット方法を考えました。
目次
- 脂質異常症(高脂血症)の夫の問題
- 中性脂肪とは
- 中性脂肪を減らす食事のコツ
- 中性脂肪を減らす食材
- 果糖は中性脂肪を増やす
- 食事に注意した1ヵ月後の検査結果
- 健康診断でわかった遺伝性の脂質異常症(高脂血症)
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脂質異常症(高脂血症)の夫の問題
夫はどうしたら健康な体になれるのでしょうか。
運動量は?
毎日仕事で体を動かしているため、夫の運動量は少なくありません。
さらに運動をして痩せるのは現実的ではありません。
食事に問題?
夫は食べるのが大好き。
結婚前は、毎日気分が悪くなるまで食べていたそうです。
結婚してからは野菜も食べるようになりましたが、ごはんもお菓子もお腹いっぱい食べるのは相変わらず。
お酒は週に1回、350mlの缶ビールを1本飲む程度です。
夫に合ったダイエットは?
夫が改善すべきは食生活。
そこで「中性脂肪を減らすことを目的とした食事によるダイエット」を行いました。
以下に当時ネットと本で調べ、ノートにまとめたものを書いていきます。
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中性脂肪とは
中性脂肪は砂糖などの糖質(炭水化物)、動物性脂肪などを原料として、肝臓で作られます。
糖質の種類
糖質は大きく3つに分けられます。
・デンプン:パン類、麺類、ごはん、イモ類などに含まれる
・ショ糖(砂糖):お菓子などに含まれる
・ブドウ糖・果糖:果実に多く含まれる
ショ糖、ブドウ糖、果糖には特に注意が必要です。
中性脂肪を減らす食事のコツ
中性脂肪を減らすために食事で気をつけることは以下の7つです。
- 食べ過ぎない
- 炭水化物と甘いものを控えめにする
- 脂肪の多い食品を控え、青魚を多くとる(牛や豚の脂身、ハム・ソーセージ類、チーズ、バターなどを控える)
- 大豆(大豆食品)を多くとる
- 食物繊維をとる(海藻、きのこ、野菜など)
- お酒を控える
- 「野菜・青魚⇒肉⇒炭水化物」の順に食べる
食物繊維はダイエットの味方と考え、積極的にとるようにしました。
中性脂肪を減らす食材
中性脂肪を減らすために、わが家が積極的に食べている12の食材をご紹介します。
1、大豆(納豆、豆腐など)
大豆にふくまれる「大豆サポニン」は、中性脂肪を減らし、善玉コレステロールを増やします。
2、玉ねぎ
玉ねぎにふくまれる成分「ケルセチン」が脂肪の吸収を抑制し、体内の脂肪を排出します。
中性脂肪を減らすためには玉ねぎを加熱して食べると良いと聞いたので、生・加熱どちらもよく食べています。
3、海藻
海藻にふくまれる水溶性食物繊維が、腸内で糖質の吸収を抑えます。
ただし、昆布には糖質が多く含まれるため、昆布そのものを多く食べるのは要注意。
4、青魚
青魚にふくまれる「EPA」と「DHA」が中性脂肪と悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やします。
5、きのこ(特に舞茸としいたけ)
きのこに含まれる「不溶性食物繊維」が腸内のコレステロールを排出し、糖質の吸収を緩和します。
また、ビタミンB群が代謝を助け、β‐グルカンが糖質の吸収を抑えます。
6、とうがらし
とうがらしに含まれる成分「カプサイシン」が脂肪を分解して燃焼させます。
7、酢
酢にふくまれる「酢酸」が脂質の生成を抑え、燃焼を促進させます。
8、にんじん
にんじんに含まれる「βカロテン」が活性酸素を除去し、脂肪の酸化を抑えます。
9、ごま
ごまに含まれる「セサミノール」には、強力な抗酸化作用があります。
全身の老化を防ぎます。
10、こんにゃく
こんにゃくに含まれる「グルコマンナン」が脂肪の吸収を抑えます。
11、トマトジュース
トマトジュースに含まれる「13オキソODA」が血液中の中性脂肪を低下させます。
12、ガセリ菌ヨーグルト
ガセリ菌ヨーグルトは、内臓脂肪を減少させます。
果糖は中性脂肪を増やす
果糖は肝臓に取り込まれ、その一部が中性脂肪に変換されます。
低カロリーの甘味料として清涼飲料水などによく使われているので注意が必要です。
- 高果糖液糖:果糖が90%以上
- 果糖ぶどう糖液糖:果糖が50~90%未満
- ぶどう糖果糖液糖:果糖が50%未満
食事に注意した1ヵ月後の検査結果
健康診断時の中性脂肪 1310 ⇒ 1ヵ月後 457
基準値は 30~149 です。
基準値には届きませんでしたが、大幅に改善されました。
普通の体質の方なら、このまま続けて健康になると思います。
夫の体には病気が隠れていました。
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健康診断でわかった遺伝性の脂質異常症(高脂血症)
夫は10キロやせ、体脂肪率と尿酸値、肝臓のγーGTPが基準値内になったにもかかわらず、1年後の健康診断でなぜか中性脂肪が「900」を超えていました。
その結果から、遺伝的に中性脂肪が高くなる体質だと診断され、高脂血症治療剤 べザトールSR200mg を飲み始めました。
1回1錠、1日2回服用。
服用して1ヶ月で、中性脂肪の値が 959 ⇒ 239 と劇的に改善しました。
※追記:2018年7月14日
現在は ベザフィブラートSR錠200mg を服用しています。
ジェネリック医薬品のため薬代が少し安くなりました。
ほとんどの場合、脂質異常症の症状は生活習慣の改善と早期の治療によって管理することができるそうです。
疑いのある方は医師に相談してください。
夫が今まで心臓発作などを発症しなかったのは、運が良かっただけ。
薬を飲んでいるからと油断せずに、これからも食事に気をつけていきます。
▽知人に勧められ、ダイエットアプリ「あすけん」を使い始めました。いい感じです!