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ブーさんとキリンの生活

倉庫の2階でひっそり暮らす

自分の過去を許すとき

ひとりごと

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私は20代で病気を患い、大学院を中退しました。

 

それから10年間の長い闘病生活。

かつての同級生は就職をし、また自分の道を突き進み、世に羽ばたいていきました。
それに比べ、何者でもない私。

心も生活も荒れ果てていました。


今でも当時の言動を思い出し、苦しくなることがあります。

しかし最近「過去の自分を許してあげよう」と思えるようになりました。

あの頃の私はまだ若く、今よりも多くの希望を持ち、自分の可能性を信じていました。
病気によって信じていた道を手放し、母になるという幼い頃からの夢を諦めるのは受け入れがたく、とても辛い選択。

自分の中でその現実を消化しきれず、必死にもがいていたのだと今では思います。

 

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結婚後、他の病気を患い子宮を失いました。
少し悲しくもありましたが、私は自分を幸せな人間だと思っています。

私と同じような病気を患い、命を失った知人もいます。
東日本大震災のあの大地震が1日遅かったら、私と夫は津波にのまれていたでしょう。


心身ともに不安定な私を受け入れてくれる夫と、倉庫の2階で穏やかに過ごす今。


若かったあの頃の自分は、今の私を見たら怒るかもしれません。
「そんなんでいいの?現状に甘えるな」と。

若い自分にかけたい言葉はたくさんあるけれど、「大丈夫だよ」と微笑むだけ。

今の私は、過去の自分が選んだ未来。
その選択で今の私は幸せなのだから。