ブーさんとキリンの生活

倉庫の2階でひっそり暮らす

素直に生きられる自分の居場所

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自宅の隅に落ちていたカラスウリ

「どうしておじさんと結婚したの?」先日、小学生の姪に聞かれました。

 
「そうだなぁ…一緒にいると楽しいからかな。」

予想外の質問に一瞬驚き、私はそう答えました。


結婚して間もないころ、夫の友人にも同じことを聞かれ

そのときは「私に多くを求めないから」と言いました。


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結婚前の約10年間、私は実家で療養生活を送っていました。

大学進学で地元を離れ、病気のため仕方なく戻った実家。

そこに居場所を見つけることはできませんでした。

母は私に寄り添い、ともに病と闘ってくれましたが、私はいつも孤独を感じていました。

 

雨上がりの道

結婚後、生活する家だけでなく仕事も一緒になった夫と私。

最初は慣れない仕事と家事で、緊張の連続。

私はあたふたと失敗ばかり。

それでも夫は温かく見守ってくれました。

 

「気が利かなくてごめんね」と謝れば、「オレがやればいいんだから大丈夫」。

「おかずの量が少なかったかも」と謝れば、「おかずが無ければ卵かけごはんだっていいんだよ、大丈夫」と笑います。


優しい言葉のおかげで少しずつ緊張がとけ、毎日が楽しくなりました。

ふたりでほめ合い、お馬鹿なことを言い合って大笑い。

そして、いつも感謝の気持ちを忘れない夫の影響で、自然と「ありがとう」と言うことが増えました。
 

頑張らずに自然と笑顔で過ごせる毎日。

この生活こそが自分の居場所なのだと、日々感じています。

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