ダムの世界にハマりそうです。
栃木県日光市にある五十里(いかり)ダム。
「わくわくダムダム」という謎の看板が目に入るたび気になっていたので、今回初めて寄り道してみました。
目次
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大きな五十里ダム
道路沿いに駐車場があるので、この辺に五十里ダムがあるのかな?と、外へ出たら
目の前に大きなダムが!
スマートフォンのカメラでは、全体が入りきりません。
この辺りは江戸から五十里(200km)の場所であることから「五十里」という地名が付き、ダムの名前にもなったそうです。
下を見ると、高くて怖い……。
2つある四角い建物は放流設備だそうです。
私たちが車をとめた駐車場は、ダムの下流側の見晴台です。
気になっている「わくわくダムダム」はダムの上流側。
運動不足解消のため、歩いてトンネルを通り上流側へ行ってみました。
わくわくダムダム資料室
ダムの上流側にある「わくわくダムダム資料室」。
こちらは五十里ダム管理支所の中にあります。
入場無料は無料。
開館時間は9時~16時です。
広くありませんが、五十里ダムに関する情報が充実しています。
五十里ダムの概要
五十里ダムは、昭和31年、当時日本で最も高いダム(112m)として完成。
洪水調節・農業用水の供給・発電を目的として建設されました。
貯水地からの水圧をダムの重さで支える「重力式コンクリートダム」です。
特に興味をもった五十里ダムの資料を3つ紹介します
わくわくダムダム資料室には興味深い資料がたくさんありましたが、その中から私が特に面白い!と思った資料をご紹介します。
鬼怒川上流ダム群連携事業
「五十里ダム」は隣にある「川治ダム」と、トンネルを通じて水を融通しています。
- 五十里ダム:雨水が集まる面積が大きい、貯水池の容量は小さい⇒貯めきれずに放流する水が多い
- 川治ダム:雨水が集まる面積が小さい、貯水池の容量は大きい⇒水が集まりにくい
2つのダムをトンネルで結び、水をやりとりすることで、無駄な放流をなくしています。
ダム湖がトンネルでつながってるなんて、想像もしませんでした。
すごい!
「日本ダムアワード2015」にて鬼怒川4ダムが大賞受賞
「日本ダムアワード2015」にて鬼怒川4ダムがダム大賞を受賞。
日本ダムアワード?鬼怒川4ダム?ダム大賞?
3つとも知らない単語です。調べました。
日本ダムアワード
日本ダムアワードとは
一年間のダムの活躍を振り返り、ダムファン有志による選考委員が様々な角度から活躍したダムをノミネート。
選考委員と観客の皆さんによる投票で、各部門で今年もっとも印象に残る働きをしたダムを選出し、その功績を讃えよう、というイベントです。引用元:日本ダムアワード公式ホームページ
印象に残る働きをしたダム!?
ダムの功績を讃える!?
日本ダムアワードには、放流賞・イベント賞・低水管理賞・洪水調整賞・ダム大賞・臨時部門賞 の、6つの賞があります。
ダムマニアの本気を感じますね。
鬼怒川4ダム
鬼怒川4ダムとは、鬼怒川の上流にある 川俣ダム、川治ダム、湯西川ダム、五十里ダムの4つを指します。
鬼怒川上流4ダムと言われることもあります。
さらに強くなったコンクリート
五十里ダムのコンクリートは、建設当時と比べて、より強さが増し、安全性が高まっているそうです。
長い年月を経て劣化するのではなく、さらに強くなるなんて思いもしませんでした。
夫と2人でビックリ!
五十里ダムの天端(てんば)へ
ダムの上(天端)を歩けるようなので、資料室を出て行ってみました。
やっぱり高い!そして怖い!
足の爪が浮く感じがします。
風が強くあまりにも怖いので、端の方だけでやめておきました。
それにしても、ダムの上流と下流でこんなに落差があるんですね。
この水圧を自重で受け止めているなんて、五十里ダムは頼もしい。
ダムをもっと知りたくなりました。
次は、どのダムに行こうかな。