生まれて初めてダムを間近で見ました。
ダムの世界にハマりそうです。
栃木県日光市にある五十里ダム(いかりダム)。
「わくわくダムダム」という謎の看板が目に入るたび、気になっていました。
時間に余裕ができたので初めて寄り道。
ダムを見るのも初めてなら、撮るのも初めて。
ダムの撮り方がわからず寒さと高さに震えながら適当に撮影したので、
画像の悪さはご勘弁を。
何度も通っている道の横に、誰もいない駐車場。
この辺りにダムがあるのかな?と駐車したらビックリ。
目の前にダム!
スマートフォンのカメラでは、全体が入りきらない。
上部にダムの名前。
江戸から五十里(200km)であることから「五十里」が地名になり、
そこに建設されたので「五十里ダム」となったそうです。
金網ごしに下を見ると
高くて怖い・・・。
2つある四角い建物は放流設備だそうです。
私たちが車をとめた駐車場は、ダムの下流側。
気になっている「わくわくダムダム」はダムの上流側。
運動不足解消のため、歩いてトンネルを通り上流側へ。
これが大失敗。
トンネルの中は風が強く、とっても寒い。
帽子とフードでがっちり防寒しながら早歩き。
次に来る時は、上流側に駐車しよう・・・
わくわくダムダム!
国土交通省 五十里ダム管理支所の一部がわくわくダムダム資料室になっています。
入場無料です。
館内案内
広くありませんが、ダムに関する情報がたくさんありました。
五十里ダムの概要
五十里ダムは、昭和31年、当時日本で最も高いダム(112m)として完成。
洪水調節・農業用水の供給・発電を目的として建設されました。
重力式コンクリートダム
→貯水地からの水圧をダムの重さで支える、コンクリートでつくられたダム。
ダムマイスターの星野夕陽さんが、五十里ダムのみどころを紹介しています。
ダムマイスター?
一般財団法人日本ダム協会 ダムマイスターなるものがあるそうです。
http://damnet.or.jp/jdf/dam-meister.html
平成22年11月1日に初めて18名の方がダムマイスターに任命され、ダムマイスター制度がスタート。
平成28年4月1日からは第4期に入り、28年6月10日現在、26名の方がダムマイスターに任命されています。
知らない世界すぎる、日本ダム協会。
特に興味をもった2つを紹介します
1つ目は、鬼怒川上流ダム群連携事業
五十里ダムと川治ダムは、トンネルを通じて水を融通しています。
そうすることで無駄な放流をなくし、水を有効利用。
2つのダム湖がトンネルでつながってるなんて、想像もしませんでした。
ロマンを感じる。かっこいい・・・
ちなみに、この2つのダムを同時に見られる場所があります。
それは川治温泉の「ダムダム見晴台」
川治温泉に行くたびに気になっていた「ダムダム見晴台」の看板。
いつか、この見晴台にも行かねば。
【ダムダム見晴台】アクセス・営業時間・料金情報 - じゃらんnet
2つの大規模ダムを見渡せるのは、全国的にも珍しいそうです。
2つ目は「日本ダムアワード2015」にて鬼怒川4ダムが大賞受賞
日本ダムアワード 鬼怒川4ダム ダム大賞
3つとも知らない単語です。
調べました。
日本ダムアワード
日本ダムアワードとは
一年間のダムの活躍を振り返り、ダムファン有志による選考委員が様々な角度から活躍したダムをノミネート。
選考委員と観客の皆さんによる投票で、各部門で今年もっとも印象に残る働きをしたダムを選出し、その功績を讃えよう、というイベントです。引用元:日本ダムアワード公式ホームページ
印象に残る働きをしたダム!?
ダムの功績を讃える!?
ちなみに、日本ダムアワードには
放流賞・イベント賞・低水管理賞・洪水調整賞・ダム大賞・臨時部門賞
6つの賞があります。
鬼怒川4ダムとは、
川俣ダム、川治ダム、湯西川ダム、五十里ダムの4つです。
この2つの情報以外にも
- 洪水の歴史
- ダム湖に沈んだ宿場町
- 役人が割腹 など
「ダムに歴史あり」と、ダムの存在を考えさせられるものが多くありました。
そして、驚く情報も。
建設当時と比べて、コンクリートの強さが増しているとは意外。
夫のブーさんと2人でビックリしました。
ダムは夏休みの自由研究にピッタリだな・・・と、
若い頃、自由研究のお手伝いアルバイトをした私は思います。
ダムの上を歩けるようなので、資料室を出て行ってみました。
やっぱり高い!そして怖い!
風が強いし寒いので、端の方だけでやめておきました。
それにしても、ダムの上流と下流ですごい落差。
この水圧を受け止めているダム。
只者ではない。
ダムをもっと知りたくなりました。
次は、湯西川ダムに行こうかな。