IPO投資って本当に稼げるの?どうやったら当たるの?と思いませんか。
私たち夫婦は2014年にIPO投資を始めました。
2017年は5銘柄に当選して、利益はおよそ139万円。
投資初心者の私たちが、どのようにしてIPO投資で稼げるようになったのか
今までの成績と当選のコツを書いていきます。
(最終更新:2018年6月27日)
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目次
- IPOとは
- 2014年 すべて落選
- 2015年 初めての当選(郵政3社、あんしん保障)
- 2016年 当選4銘柄(初めてのREIT)
- 2017年 当選5銘柄
- IPOの当選確率を上げるコツ6つ
- 追記: IPOの穴場?楽天証券が本格再開
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IPOとは
Initial Public Offeringの略、日本語で 新規公開株。
未上場企業が証券市場に上場することを言います。
IPO投資とは、簡単に言えば「上場前に株を手に入れ、上場後に売って儲ける投資」。
上場前の株価(公募価格)と上場日に初めて付く株価(初値)の価格差で利益を得ます。
2017年のIPO総数は94銘柄。
初値が公募価格を上回ったのは84銘柄、全体の89%です。
公募価格で株を入手する主な手順は
申し込み(ブックビルディング:BB)⇒ 抽選 ⇒ 当選 ⇒ 購入申し込み
当選しないと購入できません。
宝くじより利益を得やすいですが、公募割れのリスクがあり、少しの手間が掛かります。
2014年 すべて落選
IPO投資を始めたのは2014年10月です。
当時、IPOを取り扱っている証券会社で口座を保有していたのは 7口座。
- 夫:SBI証券・SMBC日興証券・マネックス証券・楽天証券
- 私:SBI証券・マネックス証券・楽天証券
資金力も知識もない状態で始めたので、2014年は全部落選。
それでもスリルと楽しさを感じ、やめようとは思いませんでした。
2015年 初めての当選(郵政3社、あんしん保障)
2015年、11月の郵政3社の上場に備え、証券口座を増やしました。
新たに2口座開設し、7⇒9口座。
●郵政3社で初当選(2015年11月4日上場)
郵政3社とは、日本郵政・かんぽ生命保険・ゆうちょ銀行の3社。
当選した証券口座は以下の通りです。
- 日本郵政:SMBC日興(夫)
- かんぽ生命:SMBC日興(私)
- ゆうちょ銀行:大和(夫)・SMBC日興(夫・私)
株数の多い大型IPOの郵政3社でやっと当選し、利益を得ることができました。
1年間ずっと落選続きで、やる気をなくしていた時期の初当選。
やる気を取り戻し、各証券会社のIPOルールをノートにまとめ再確認しました。
なんと、SBI証券のIPOルールを間違って覚えていました。
同一資金での申し込み可能を、不可能と勘違いしていたのです。
確認した各証券会社のルールを踏まえて、次のIPOに申し込みました。
●あんしん保障当選 (2015年11月19日上場)
公募価格1,460円 ⇒ 初値5,730円(公募比3.9倍/+4,270円)
主幹事のSBI証券(私)で当選。
IPOチャレンジポイントを使わずに100株当選です。
買い注文が多かったため、初値は2日目に付きました。
私は非課税のNISA口座をSBI証券で開設しています。
当選時にNISA枠が余っていたので、あんしん保障をNISA口座で購入。
利益427,000円から税金20.315%と手数料を引かれずに済みました。
SBI証券のIPOチャレンジポイントとは
IPOチャレンジポイントはSBI証券独自のポイント制度です。
IPOに申し込んで落選すると 1ポイントもらえます。
SBI証券に配分されたIPOのうち、ネット抽選されるのは約45%。
ネット抽選される数の中から70%は完全抽選。
残りの30%は抽選にもれた人の中から、申し込み時に指定した IPOチャレンジポイントが多い順に配分されます。
ルールが変更されない限り、ポイントを使っていつかは必ず当選できます。
2016年 当選4銘柄(初めてのREIT)
2016年は10月のJR九州の上場に備え、証券会社の口座を増やしました。
新たに3口座開設し、9⇒12口座。
●ラサールロジポート投資法人複数当選(2016年2月17日上場)
ラサールロジポート投資法人はREIT(リート)に分類されます。
一時期は「REIT=公募割れしない」と言われていたようですが、この頃には雲行きが怪しくなっていました。
※REITとは上場不動産投資信託 。
投資家から集めた資金を不動産に投資し、そこから得られた利益を投資家に分配する投資信託です。
SMBC日興証券で夫婦1口ずつ当選。
IPOの情報収集と分析は、私の担当です。
胃が痛くなる思いで上場日を迎えました。
公募価格1口100,000円 ⇒ 初値105,000円
手数料と税金を引かれると、利益はほとんどありませんでした。
●エボラブルアジア当選(2016年3月31日上場)
公募価格1,880円 ⇒ 初値2,670円(公募比1.4倍/+870円)
主幹事のSBI証券(夫)で当選。
IPOチャレンジポイントを使わずに100株当選。
NISA枠は使い切っていたので、税金をしっかり払いました。
●三井不動産ロジスティクスパーク投資法人当選(2016年8月2日上場)
公募価格1口270,000円 ⇒ 初値271,400円
主幹事の大和証券(夫)で当選。
「初値売りせずに、ある程度売却を待った方が良い」というアドバイスがありました。
しかし前回当選したREIT、ラサールロジポート投資法人の悪夢がよみがえり売り急ぎ。
投資の難しさを実感したIPOでした。
●九州旅客鉄道(JR九州)複数当選(2016年10月25日上場)
公募価格2,600円 ⇒ 初値3,100円 (公募比1.2倍/+500円)
SMBC日興証券(夫)とカブドットコム証券(夫)で 200株当選。
私は大和証券とマネックス証券で補欠当選していましたが、繰り上がらず。
目標としていた複数当選をなんとか達成できました。
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2017年 当選5銘柄
当選確率を上げるために証券会社の口座をさらに増やしました。
新たに1口座開設し、12 ⇒ 13口座。
- 夫:SBI証券・SMBC日興証券・マネックス証券・楽天証券・大和証券・岡三オンライン証券・カブドットコム証券
- 私:SBI証券・SMBC日興証券・マネックス証券・楽天証券・大和証券・岡三オンライン証券
●ユーザーローカル当選(2017年3月30日上場)
公募価格2940円 ⇒ 初値12,500円(公募比4.25倍/+9,560円)
主幹事の大和証券(私)で当選。
税金と手数料を引いても100株で約76万円の利益。
落選が続いてもあきらめず抽選に申し込み続けて良かったと、心の底から思いました。
●アセンテック当選(2017年4月25日上場)
公募価格2,000円 ⇒ 初値5,950円(公募比2.97倍/+3,950円)
主幹事のSBI証券(私)で100株当選。
SBI証券のNISA口座を利用したため手数料無料・非課税でした。
●三菱地所物流リート投資法人当選(2017年9月14日上場)
公募価格250,000円 ⇒ 初値274,000円(公募比1.09倍/+24,000円)
主幹事のSMBC日興証券(私)で1口当選。
実験的に初値売りせず様子を見ていましたが、あまり変化がなかったので年末のIPOラッシュの前に売却しました。
●マネーフォワード当選(2017年9月29日上場)
公募価格1,550円 ⇒ 初値3,000円(公募比1.93倍/+1,450円)
SBI証券(夫)で100株当選。
SBI証券のNISA口座を利用したため手数料無料・非課税でした。
●SGホールディングス複数当選(2017年12月13日上場)
公募価格1,620円⇒初値1,900円(公募比1.17倍/+280円)
主幹事の大和証券(夫・私)、SMBC日興証券(私)で300株当選。
IPOの当選確率を上げるコツ6つ
わが家のIPOの歩みを振り返って気付いた、当選確率を上げるコツは次の6つです。
- 主幹事の証券会社は必ず申し込む
- 証券口座は複数開設
- 証券会社のIPOルールを確認する
- 資金をできるだけ多く用意する
- 申し込みを忘れない
- あきらめない
口座開設・資金移動・申し込みは少し面倒ですが、そこを乗り切って申し込みを続けられれば当選が待っています。
あきらめず、がんばりましょう。
追記: IPOの穴場?楽天証券が本格再開
最近はIPOの取り扱いが少なく、委託幹事ばかりだった「楽天証券」。
2018年からIPOの正幹事に復帰しました!
楽天証券はIPO強化を進めるようですが、投資家にとってはIPOの印象が薄いので、もしかしたら穴場かもしれません。
当選確率を上げるため、楽天証券でも申し込みを忘れずにしましょう。
▽IPO投資の本です