iDeCoで選んだ投資信託と運用成績についてまとめました。
夫は2014年10月、SBI証券でiDeCo(個人型確定拠出年金)をはじめました。
今回は、iDeCoで購入している投資信託について書いていきます。
目次
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選んだ投資信託と掛金配分
夫と私は、本とネットの情報を参考に iDeCoで運用する投資信託と掛金配分を決めました。
私たちなりによく考えて始めましたが、少し慣れてくると「より納得できる投資」を求め、配分変更・スイッチングをして試行錯誤。
いろいろ手を加えましたが、それが正解だったのかはわかりません。
※注意 配分変更はむやみに行わない
配分変更をすることは、「運用方針の変更」を意味します。
確定拠出年金は長期運用になるので、短期的な思惑で方針を変更することは得策ではありません。
配分変更も必要最低限に留めましょう。
iDeCo開始時の投資信託と配分
- SBI-SBI TOPIX100・インデックスファンド<DC年金> 4%
- 野村-野村外国債券インデックスファンド(確定拠出年金向け)6%
- 三井住友TAM-SBI資産設計オープン(資産成長型) 76%
- SBI-EXE-i 先進国株式ファンド 6%
- SBI-EXE-i 新興国株式ファンド 4%
- SBI-EXE-i グローバル中小型株式ファンド 4%
今となっては『どうしてこんな配分にしたのか……』という感想しかありません。
元本保証されないことと値動きに対する恐怖を、バランスファンドの「SBI資産設計オープン(スゴ6)」への配分を多くすることで乗り越えようとしていたのでしょう。
そして、スゴ6よりも株式比率を高めよう(リスクをとろう)と、わからないなりに少し勇気を出した結果なのだと思います。
初めての配分変更
2015年5月、本と投資ブログを参考にして、初めて配分変更を行いました。
配分変更とは、買い付ける商品の比率を変更することをいいます。
夫の配分変更で増やしたものを赤、減らしたものを青で書いていきます。
- SBI-SBI TOPIX100・インデックスファンド<DC年金> 4% ⇒ 10%
- 野村-野村外国債券インデックスファンド 6% ⇒ 0%
- 三井住友TAM-SBI資産設計オープン(スゴ6) 76% ⇒ 60%
- SBI-EXE-i 先進国株式ファンド 6% ⇒ 10%
- SBI-EXE-i 新興国株式ファンド 4% ⇒ 10%
- SBI-EXE-i グローバル中小型株式ファンド 4% ⇒ 10%
外国債券インデックスファンドへの配分をやめ、スゴ6への配分を少なくしました。
そして、株式比率を高めました。
1ヵ月後にまた配分変更
簡単に配分変更が出来ることを知り、iDeCoの運用が楽しくなりました。
- SBI-SBI TOPIX100・インデックスファンド 10% ⇒ 20%
- 野村-野村外国債券インデックスファンド 0% ⇒ 0%
- 三井住友TAM-SBI資産設計オープン(スゴ6) 60% ⇒ 20%
- SBI-EXE-i 先進国株式ファンド 10% ⇒ 20%
- SBI-EXE-i 新興国株式ファンド 10% ⇒ 20%
- SBI-EXE-i グローバル中小型株式ファンド 10% ⇒ 20%
さらにスゴ6への配分を少なくし、株式への配分を2倍に増やしました。
当時、配分変更する時に考えていたことを、メモを元に下に書きます。
・「全面改訂 ほったらかし投資術」を読んでもう少し株の比率を高めようと思った。
・REITに疑問。よくわからないのに買っていいのか。(※スゴ6にREITが含まれています)
・債券比率(特に外債)多すぎでは。
・夫が50才を過ぎたら債券比率を増やしていく?
・当分はこのままか、スゴ6をやめる。
「全面改訂 ほったらかし投資術」とは、インデックス投資に関する本です。
投資に悩むたび読み返しています。
続けざまの配分変更
2015年11月24日、12月3日と続けて配分変更。
まったく憶えていませんが、私たちなりに色々と考えるところがあったのでしょう。
11月24日
- SBI-SBI TOPIX・インデックスファンド 20% ⇒ 28%
- 野村-野村外国債券インデックスファンド 0% ⇒ 0%
- 三井住友TAM-SBI資産設計オープン(スゴ6) 20% ⇒ 20%
- SBI-EXE-i 先進国株式ファンド 20% ⇒ 28%
- SBI-EXE-i 新興国株式ファンド 20% ⇒ 4%
- SBI-EXE-i グローバル中小型株式ファンド 20% ⇒ 20%
新興国株式への配分を減らし、国内株式と先進国株式への配分を増やしました。
当時のメモにはこんなことが書いてあります。
・新興国株の必要性に疑問。
・今は安く買えている(マイナスになっている)ので、プラスになりそうだったら積立やめる?
・来年前半には新興国株やめる。その分を先進国株とTOPIXへ。
12月3日
- SBI-SBI TOPIX・インデックスファンド 28% ⇒ 30%
- 野村-野村外国債券インデックスファンド 0% ⇒ 0%
- 三井住友TAM-SBI資産設計オープン(スゴ6) 20% ⇒ 10%
- SBI-EXE-i 先進国株式ファンド 28% ⇒ 40%
- SBI-EXE-i 新興国株式ファンド 4% ⇒ 0%
- SBI-EXE-i グローバル中小型株式ファンド 20% ⇒ 20%
スゴ6の配分を減らし、新興国株式への配分をやめました。
そして、国内株式と先進国株式への配分を増やしました。
当時のメモをご紹介します。
・夫が若いうちに株式ファンドを積立。
・長く先進国株を積み立てるのが良いとやっと腑に落ちた。
・なるべくシンプルに。
・新興国株の比率を下げたい。
・もっと先進国株の比率を上げる。
よりシンプルに、もっと先進国株を。
そんな風に考えたようです。
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はじめてのスイッチング
2016年4月22日にスイッチングを行い、5月の積立から商品・配分ともに変更になりました。
外国株式ファンドに配分を集中し、シンプルに運用するのが目的です。
スイッチングとは、現在持っている商品を売却・解約して、他の商品に買い換えることをいいます。
参考:SBI証券 確定拠出年金の運用テクニック~配分変更とスイッチング
先進国株式ファンドの変更
SBI-EXE-i 先進国株式ファンドを解約
↓
ニッセイ-DCニッセイ外国株式インデックスを購入
掛金配分は 40%⇒ 60%へ増やしました。
バランスファンドと中小型株式の解約
三井住友TAM-SBI資産設計オープン(スゴ6)を解約
↓
ニッセイ-DCニッセイ外国株式インデックス
野村-野村外国債券インデックスファンドを購入
SBI-EXE-i グローバル中小型株式ファンドを解約
↓
野村-野村外国債券インデックスファンド
三菱UFJ国際-三菱UFJ 国内債券インデックスファンド(確定拠出年金)
SBI-EXE-i 新興国株式ファンド を購入
新たな掛金配分
- SBI-SBI TOPIX・インデックスファンド 10%
- 三菱UFJ国際-三菱UFJ 国内債券インデックスファンド 10%
- ニッセイ-DCニッセイ外国株式インデックス 60%
- SBI-EXE-i 新興国株式ファンド 10%
- 野村-野村外国債券インデックスファンド 10%
バランスファンドを手放してシンプルになりました。
債券ファンドの必要性に疑問を持ちましたが、株価暴落時の精神安定剤として購入します。
国内債券への投資は、個人向け国債を利用したほうがトクだと聞きましたが、私たちは資産管理が面倒になると感じ、iDeCoの中で国内債券ファンドを購入しています。
新興国株式はちょっとしたスパイスみたいなものでしょうか…
2017年6月(2年8ヶ月目)の資産状況と損益率
現在の資産状況
- 国内株式 13%(SBI-SBI TOPIX・インデックスファンド)
- 国内債券 8%(三菱UFJ国際-三菱UFJ 国内債券インデックスファンド)
- 海外株式 72%(ニッセイ-DCニッセイ外国株式インデックス/SBI-EXE-i 新興国株式ファンド)
- 海外債券 8%(野村-野村外国債券インデックスファンド)
※小数点以下切り上げ
株式 85%:債券 15%
国内 20%:海外 80%
スイッチング時に考えていた割合に近い状態になっています。
現在の損益率
+10.1%
スイッチングをしたあたりで株安になって損益率が一時「-10.7%」になり、スイッチングしたことを少し後悔しました。
しかし、結果的に株価が下落したときに株式ファンドを買い増しした状態になり、現在はこれで良かったと感じています。
以前より積立投資に慣れてきたのか、現在の「+10.1%」という数字にあまり喜ぶことはありません。
確定拠出年金のゴールはまだまだ先。
今の損益率は気にしてもしょうがないですね。
iDeCo運用2年8ヶ月のまとめ
・本と投資ブログで勉強してからiDeCoを始めましたが、運用に少し慣れてくるといろいろ変更したくなりました。
・配分変更を4回行って「よりシンプルに、もっと先進国株を」 という考えに行き着き、スイッチングを1回行いました。
・現在は 株式85%:債券15%、損益率は+10.1%です。
これからもコツコツとiDeCoを続けていきます。
▼私はiDeCoについて竹川美奈子さんの本で勉強しました。おすすめです。