スカートをリメイクした「ひざ掛け」。
10年近く経っても、母は使い続けてくれています。
70代の母は足腰が冷えるからと、スカートを履かなくなりました。
それでも、お気に入りのスカートは手放しがたく、たまに眺めては思い出話。
そこでスカートをひざ掛けにリメイクしました。
目次
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スカート1.5着分を使って
ひざ掛けの表地に使ったのは、秋冬物のタイトスカート1着。
裏地はフレアスカートの半分です。
フレアスカートの生地はやわらかく、肌触りがとても良いです。
また、生地を二重にしたことで、とてもあたたかいひざ掛けになりました。
ベルトとファスナーを取りのぞいた2枚の生地を、目立たないグレーの糸で、ただただひたすら手縫い。
裁縫の知識がない私が適当に作っても、家の中で使うには十分です。
母はとても喜んでくれました。
祖母のショールを使って
祖母が独身時代に使っていたウールのショールも半分に切って縫い合わせ、ひざ掛けにリメイクしました。
こちらも裏地はフレアスカートの半分です。
作った当時、祖母は懐かしいと喜んでくれました。
今は天国にいる祖母。
このショールを買ったのは80年以上前です。
ひざ掛けにリメイクするまでタンスの奥に長い間しまい込んでいたため、ところどころ虫食いがあります。
ショールとしては使えない状態でしたが、ひざ掛けにすると虫食いが目立ちません。
祖母は「物にも命があるのだから大切に使おうね」と、優しく教えてくれました。
これからもその教えを胸に、物と向き合っていこうと思います。