「どうしておじさんと結婚したの?」先日、小学生の姪に聞かれました。
「そうだなぁ、一緒にいると楽しいからかな。」
鋭い質問に一瞬驚き、私はそう答えました。
結婚して間もないころ、夫の友人にも同じ事を聞かれ
「私に多くを求めないから」と、答えたこともあります。
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結婚前の約10年間、私は実家で療養生活を送っていました。
大学進学をきっかけに離れ、病気のため仕方なく戻った実家。
そこに居場所を見つけることはできませんでした。
母は私に寄り添い、共に病と闘ってくれましたが、私はいつも孤独を感じていました。
結婚後、生活の場だけでなく仕事も一緒になった夫と私。
最初は慣れない仕事と家事で緊張の連続でした。
あたふたと失敗の多い私を、夫は温かく見守ってくれます。
「気が利かなくてごめんね」と謝れば、「オレがやればいいんだから大丈夫」。
「おかずの量が少なかったかも」と謝れば、「おかずが無ければ卵かけごはんだっていいんだよ、大丈夫」と笑います。
優しい言葉のおかげで少しずつ緊張がとけ、仕事と家事に慣れ、毎日が楽しくなりました。
2人でほめ合い、お馬鹿なことを言い合って大笑い。
そして、いつも感謝の気持ちを忘れない夫の影響で、自然と「ありがとう」ということが増えました。
頑張らずに自然と笑顔で過ごせる毎日。
この生活こそが自分の居場所なのだと、日々感じています。