12月下旬、栃木県日光市にある湯西川温泉は銀世界。
今回は車で湯西川温泉へ向かいながら、鬼怒川温泉・川治温泉を撮影してきました。
走行中の車内からスマホで撮影したため 見づらい画像もありますが、標高差と景色、気候の違いを感じていただけたらと思います。
目次
- 鬼怒川温泉から湯西川温泉へのルート
- 鬼怒川温泉 午後2時 冬晴れ
- 川治温泉 午後2時13分 雪が残る
- 海尻橋付近 午後2時27分
- 道の駅 湯西川(湯西川温泉駅) 午後2時35分
- 湯西川温泉 午後3時 雪で真っ白
- 湯西川温泉 翌朝8時 さらに雪が降りつもる
- 「かまくら祭」で雪を楽しもう
- 冬、湯西川へ行くときの注意
- 最後に
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鬼怒川温泉から湯西川温泉へのルート
鬼怒川温泉から湯西川温泉までのルートをグーグルマップで調べると約29km。
車で42分の距離です。
私たちは途中、五十里ダムと道の駅湯西川に立ち寄り、約1時間かかりました。
上の地図の A は鬼怒川温泉駅、B は湯西川温泉です。
鬼怒川温泉 午後2時 冬晴れ
新宿から特急列車で約2時間の場所にある鬼怒川(きぬがわ)温泉。
鬼怒川の渓谷を挟んだ温泉街に多くのホテル・旅館が立ち並んでいます。
東武鉄道・東武鬼怒川線 鬼怒川温泉駅 から国道121号・会津西街道を北上すると、鬼怒川の向かいに「鬼怒川観光ホテル」が見えました。
こちらは「あさやホテル」。
鬼怒川温泉にはこのような大きなホテルがたくさん並んでいます。
温泉街の端には、廃墟と化したホテルがいくつか。
川岸ぎりぎりに建てられたホテルは取り壊すのが大変そう……。
東武鬼怒川線 鬼怒川公園駅 が見えてきました。
手前の電車は特急スペーシアです。
こちらは標高403m。
気持ちよく晴れていて体感温度は5~6℃でした。
川治温泉 午後2時13分 雪が残る
鬼怒川温泉から鬼怒川に沿って国道121号を北上すると、男鹿川(おじかがわ)と合流する谷間に川治(かわじ)温泉の町並みが見えてきます。
にぎやかな鬼怒川温泉に比べて、静かで落ち着いた雰囲気の川治温泉。
古くから多くの湯治客に親しまれています。
左奥の大きな建物はホテル「一柳閣本館」です。
橋のたもとに川治温泉のキャラクター「かわじい」の像があります。
▽無理やりアップにしてみました。
かわじいが指差す方向には「川治ふれあい公園」とコロッケで有名な「坂文精肉店」があります。
私は精肉店のキャベツメンチを食べながら、公園で無料の足湯に入るのが好きです。
川治橋の上から見る川治温泉。
標高484m、鬼怒川温泉から+81m。
体感温度は2~3℃、あちこちに雪が残り、鬼怒川温泉より少し寒く感じました。
海尻橋付近 午後2時27分
国道121号を山へ山へと北上していくと、珍しい風景が広がっていました。
白く雪が積もっているところは、普段はダム湖(五十里湖)の湖底です。
五十里(いかり)ダムは現在工事中。
ダム湖の水を抜いて工事をしている今だからこそ見られる期間限定の風景です。
標高604m、鬼怒川温泉から+201m。
空気がひんやりと冷たく、スマホを持つ手がかじかみました。
道の駅 湯西川(湯西川温泉駅) 午後2時35分
白く寒い 道の駅 湯西川。
子供たちが雪を投げ合って遊んでいました。
こちらは国道121号を左折し、県道249号に入って300mのところ。
食堂と売店、無料の足湯のほかに、日帰り温泉も楽しめます。
標高は606m、鬼怒川温泉から+203m。
寒い……。
道の駅は 野岩鉄道会津・鬼怒川線 湯西川温泉駅 に直結しています。
木々が葉を落とすと、駅の後ろに砂防ダムが姿をあらわします。
駅の守り神ともいえる存在ですが、黒いその姿は「魔王」。
雪の中にひっそりとたたずむ姿がカッコいい。
湯西川温泉 午後3時 雪で真っ白
県道249号をさらに山奥へと進み、平家の落人伝説が残る湯西川温泉に到着です。
湯西川ダムとともに新しい道が整備され、道の駅から温泉街まで車で約20分。
ダムができる前は、くねくねと曲がる細い山道を1時間走ってたどり着く秘湯でした。
標高は740m、鬼怒川温泉から+337m。
気温は-2℃。
辺りには雪が積もり、宿のスタッフさんが雪かきをしていました。
ダウンジャケットを着てきて良かった…
宿のお庭も雪で真っ白。
冬晴れの鬼怒川温泉からたった1時間で「雪国」に来てしまいました。
標高が100m上がると気温は0.6℃下がるそうですが、+337mで体感温度は 8℃くらい下がった感じです。
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湯西川温泉 翌朝8時 さらに雪が降りつもる
しんしんと降り積もる雪。
湯西川温泉に到着したときよりも、さらに辺りが白くなりました。
屋根だけでなく木の枝にも雪が積もっています。
雪景色と湯西川の清らかな流れを見ながら入る貸切露天風呂。
キンと冷えた空気の中、ぬるめ適温のやわらかい温泉で 心身ともにリラックス。
あぁ、極楽極楽。
温泉街を撮影しようと外へ出ると、スタッフさんが除雪中でした。
宿の名前が入った除雪車。
車に積もった雪も落としてくださいましたが、雪はどんどん積もります。
雪の温泉街。
商店街の方々も一生懸命雪かきをされています。
湯西川に沿って古民家が立ち並ぶ「平家集落」。
真っ白に雪化粧をして、しんと静まり返った空気。
やっぱりここに来てよかった…
冬の湯西川温泉は別世界です。
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「かまくら祭」で雪を楽しもう
湯西川温泉で雪をおもいっきり楽しむなら、かまくら祭 がおすすめ。
日本夜景遺産「歴史文化夜景遺産」認定イベントです。
夜は河川敷に並ぶミニかまくらにローソクの火が灯され、幻想的な光景が広がります。
凍てつく寒さの中、かまくらの灯りを見ながら飲んだ温かい甘酒、おいしかった……。
昼間はソリ遊びや、かまくらの中でのバーベキュー(要予約)も楽しめます。
▽詳しくはこちらをご覧ください。
冬、湯西川へ行くときの注意
あたたかい服装&すべらないブーツで
今回、私は頭から足首までは完全防寒でしたが、スニーカーを履いてきて大失敗。
冬の湯西川を満喫しようと思うなら、靴底がゴツゴツしたブーツを履きましょう。
雪の冷たさと凍結した路面を甘く見てはいけません。
ちなみに今回の服装は、ニット帽・ネックウォーマー・ダウンジャケット・しまむらの裏地あったかパンツでした。
▽靴のワンタッチすべり止めもおすすめです。凍結した路面でもガシガシ歩けます。
私も1つ持っています。(今回は家に忘れました…)
スタッドレスタイヤ、または公共交通機関で 。ライブカメラをチェックしましょう
凍結防止剤が自動で散布され、雪が多い日は除雪車が出動しますが、路面の雪を全て取り除くことはできません。
車で行くならスタッドレスタイヤかチェーンが必須。
スタッドレスタイヤでも坂道をうまく登れない車を何度か見ています。
雪道の運転に不安がある方は、鉄道とバスを利用してはいかがでしょうか。
アクセスについて詳しくは下のサイトをご覧ください。
ライブカメラで現在の道路状況を確認できます。
日向と日陰では、雪の積もり方・路面の凍結具合が異なりますのでご注意ください。
最後に
鬼怒川温泉と湯西川温泉は車で1時間ほどの距離ですが、気候が全く異なります。
冬晴れの鬼怒川、雪国の湯西川。
冬に湯西川温泉へ行かれるときは、服装とタイヤのスリップにお気をつけください。
湯西川温泉おすすめの宿は 揚羽(旧 平家の庄)です。
6つの貸切露天風呂と囲炉裏料理に癒されます。
▽宿のクチコミと予約はこちらをご覧ください。