パンってこんなに美味しいんだ。
パン作り楽しい!
ふらっと立ち寄った「ろまんちっく村」で、とても素敵な体験ができました。
栃木県宇都宮市にある道の駅「ろまんちっく村」。
その名前から今まで素通りしていましたが、時間ができたのでちょっと寄り道。
ここは子ども向けの施設かな?
期待せずに入ったら、予想を裏切る充実っぷり。
まさか薪窯でパンが焼けるなんて。
今回は、道の駅「ろまんちっく村」の 薪窯パン焼き体験 についてご紹介します。
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目次
ぽつんと立つ「パン焼き薪窯のっぽさん」
大きな直売所を見ながら奥へ進むと、地ビール工場を発見しました。
道の駅にビール工場とはびっくり。
ビールの味が気になるな…と後ろ髪をひかれつつ、さらに歩いていくと、ぽつんと立つ煙突を見つけました。
ん?
近づいてみると、メラメラと薪が燃えています。
うわー!最高!
私は幼いころから火が大好きです。
揺れる炎も熱気もたまりません。
夫と2人で『すごいねー』と盛り上がっていると、スタッフさんに声を掛けられました。
『この窯でパン焼き体験ができますよ』
『1組1,000円で、ご自分で焼いたパン以外に、おみやげのパンもお持ち帰りいただけます。まだ空きがあるのでいかがですか?』
すぐに入り口へ戻り、申し込みました。
薪窯パン焼き体験。
生まれて初めてのパン作りです。
薪窯へ戻ると、スタッフさんが燃えている薪を窯から取り出しています。
これからパンを焼くのに薪を出しちゃうの?
この疑問の答えは、体験教室で知ることができました。
楽しい!おいしい!薪窯パン焼き体験
教室のテーブルには、パン生地を切り分ける「スケッパー」と小麦粉が用意されていました。
手を洗って、いよいよパン焼き体験の始まりです。
『まだ開けないでくださいね』とパン生地が配られました。
ボウルの中に発酵が終わったパン生地が入っていて、トレーでフタがしてあります。
『開けないでって言われると開けたくなるんだよな~』とソワソワする夫。
まずはパン焼き体験の先生、ろまんちっく村パン工房の職人さんのお話です。
材料と薪窯、パンの成形について、わかりやすく説明してくださいました。
今回の材料は「小麦粉・水・塩・酵母」の4つ
- 小麦粉:栃木県産「ゆめかおり」
- 水:栃木の天然水
- 塩:高知県産「室戸の塩」
- 酵母:天然酵母(米こうじ)
水の詳しい説明を聞き逃してしまいました。
尚仁沢湧水(しょうじんさわゆうすい)でしょうか。
塩はかなり控えめです。
生地の仕込みは、ちょうど昨日の今頃(1日前)にされたそうです。
焼き上がりはフランスパンのようになるとか。
ん~楽しみ。
パンの成形
『こね過ぎると空気が抜けて固いパンになってしまいます。気をつけてくださいね』
先生の言葉を心にきざみ、いよいよパンの成形です。
1、トレーに小麦粉を広げ、パン生地をボウルから出す。
生地が入っているボウルを傾けて、静かに小麦粉の上にのせました。
2、生地の両面に小麦粉をつけるため、生地をひっくり返す。
予想以上のやわらかさにビックリです。
3、スケッパーで生地を切り分ける。
2~4等分がちょうど良いとのことでしたので、3つに切り分けました。
思っていたより切りづらいぞ……
4、生地を好きな形にする。
先生のお話によると
- ネジって棒状にすると表面積が大きくなるので、パリパリとした食感を楽しめる。
- 白くフワフワしたところを多くしたい場合は、棒状にネジってから丸くする。
パリパリもフワフワも食べたいので、私は2種類作りました。
こね過ぎない、こね過ぎない……
丸いものは巻き終わりに水を少し付けて、はがれないようにしました。
5、成形おわり
ボコボコで不格好……不器用なのが丸わかり。
焼くと2倍くらいの大きさになるというのに、これで大丈夫でしょうか。
先生の見本を見てみましょう。
わぁ、とってもキレイ。
焼く前からおいしそう。
職人さんってすごいなぁ。
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薪窯でパンを焼く
成形したパン生地を持って薪窯に移動しました。
先生のお話では、この石窯は簡単にいうと 昔の電子レンジ。
3時間前から薪を燃やして窯をあたため、火を落としてから石にたくわえられた熱でパンを焼くそうです。
石窯の中の温度は300℃。
生地を中からじわじわ温めて、10分ほどで焼き上がります。
パン教室が始まる前に、窯の中から薪を取り出していた理由がやっとわかりました。
それにしても、3時間前から窯をあたためるとは大変ですね。
金属製の大きなヘラ(ピザピール?)にパン生地をのせて、先生といっしょに窯に入れます。
この窯には入れる場所が2ヶ所あります。
手前と奥、2グループに分けて入れました。
窯のフタを開けると熱気がブワーッ。
でも、窯の外側は手でさわれる温度。
実際にさわってみましたが、上半分のコンクリート、下半分の赤いレンガ、どちらもまったく熱くなくて驚きました。
ちなみにコンクリートの内側、パンを入れている空間をのぞいたら耐火レンガが見えましたよ。
お!気になる道具。
これは赤外線温度計。
数年前から欲しいなぁと気になっています。
スタッフさんがこれで窯の外側を測ってくださると、25℃ほどでした。
パン生地を入れてから10分たちました。
様子を見てみましょう。
おいしそうに焼けています。
う~ん、いい香り。
焼くとさらに不格好。
でも、香ばしい香りがたまりません。
焼きたてをいただきます。
パンっておいしい!
外はパリパリ、中はフワモチ。
ふんわりとした甘みと鼻をくすぐる香ばしさ。
あぁ、幸せ。
このパンは焼いてから時間がたつと重くなるので、次の日に食べる時はジャムよりも「オリーブオイル+塩」で食べるのがオススメだそうです。
試してみたら本当においしかった!
そうそう、忘れてはいけません。
このパン焼き体験は「おみやげ付き」。
やったー!
「クランベリーとクルミのパン」をいただきました。
甘酸っぱいクランベリーと香ばしいクルミがぴったり。
こちらもとってもおいしかったです。
ろまんちっく村でパンを作ってみませんか
ろまんちっく村の「パン焼き体験教室」は毎週日曜日。
毎月第3日曜日は、生地作りから体験できる「米粉のパン作り教室」が開催されます。
- 教室の時間:1回目 午前11時~、2回目 午後1時~
- 料金:1,000円(税込み)1組3名まで。1回の教室は10組限定。
- 予約・問い合わせ:電話 028-665-8800
天候・窯のメンテナンスなどで中止になる場合がありますので、電話で確認してください。
当日の受付は正面ゲート横「総合案内所」になります。
パン作りのほかにも、レストラン・温泉・プール・農場など、広い敷地に楽しみいっぱいの「ろまんちっく村」。
次は、ろまんちっく村で何をしようかな。
ろまんちっく村
- 住所:栃木県宇都宮市新里町丙254番地
- 電話:028-665-8800
- 開園時間:午前8時30分〜午後6時(一部施設によって異なります)
- 休園日:毎月第2火曜日(8月は休まず営業)
- 入場料・駐車料金:無料
※冬季(1月または2月)に施設点検のため1週間ほど休園します。
⇒ 道の駅うつのみや ろまんちっく村-46haの滞在体験型ファームパーク