ブーさんとキリンの生活

倉庫の2階でひっそり暮らす

夫のブーさん、ぐったりしている私を見てなぜか喜ぶ【鬼嫁?】

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少し前、私は体調の悪い日が続いていました。

心も体も重く、毎日ぐったり。

  

体調の悪い私、瀬高きりん

 

食事をとるだけでも疲れてしまいます。

そんな私を見て、夫のブーさんはとても心配そう。

 

『熱があるんじゃない?』

 

おでこをくっつける夫のブーさんと私


2人のおでこをくっつけました。


『熱はなさそうだね』

ブーさんは安心した様子。

 

『あのさ、もう一度くっつけて。今度は目を開けてね』

なぜかニコニコしているブーさん。

 

目を開けておでこをくっつける夫のブーさんと私

私は不思議に思いながら、もう一度おでこをくっつけました。




喜ぶブーさんうひょ~!


 


この興奮は絵にしないと!

 


急いでペンを走らせるブーさん。


 

楽しそうに絵を描く夫のブーさん

 

 なにやらとっても楽しそうです。

 
できた!

 

夫のブーさんが描いた一つ目の私


あはは。


確かに おでこをくっつけて顔を見ると、一つ目小僧みたいに見えるね。


『あ、ちょっと待って!』


ブーさんはウキウキと、また何か描きだしました。



はい、これ!

 

夫のブーさんが描いた一つ目の私。牙が生える


え~~~


どうして牙が生えてるの?

さっきの方が可愛くて良かった……

 

『あ、間違った!オレが見たのはこんなんじゃない!』

 


これではオレの興奮が伝わらない!



また楽しそうに描き始めるブーさん。

 


『うん、これだ!』


オレが見たのはこれだよ!


 

夫のブーさんが描いた一つ目の私。ツノが生えて青筋

 

……

………

…………

 

私は鬼嫁か!?


私は鬼嫁か!?



『だって、ほら青筋立ってるし!』

これは昔から!


それにツノなんか生えてないよ!

『さっきのオレには見えた!』



二人で大笑い。


あぁ、おかしい。



ブーさん、いつも笑わせてくれてありがとう。

一緒にいると元気になれるよ。


楽しいなぁ。

幸せ。



でも、私は鬼じゃないぞ。

 

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