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コンデジで玉ボケを撮る方法は?カメラ設定を確認。練習しました【PowerShot G7 X Mark II】

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PowerShot G7 X Mark IIで撮影した花と玉ボケ

どうしたら玉ボケが撮れるのか、コンデジで練習しました。


高級コンデジ Canon PowerShot G7 X MarkIIを買って8ヶ月。

最初はスマホカメラとの違いに戸惑いましたが、少しずつ撮影を楽しんでいます。

カメラを買って良かったことの1つは、スマホより簡単にボケが撮れること。

適当に撮ってもボケますし、狙えばさらにキレイなボケが撮れます。

私は以前から「玉ボケ」に興味があり、いつか自分でも玉ボケが効いた写真を撮りたいと思っています。

そこで「ボケを撮るための条件」を再度確認し、玉ボケの撮影練習をしました。


目次 


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ボケを撮るための条件

【キヤノン公式】カメラ初心者教室によると、キレイにボケた写真を撮るのに必要な条件は4つあるそうです。

  1. 被写体にぐっと近づく
  2. 被写体と背景の距離を遠くする
  3. レンズはズームした状態にする(望遠で撮る)
  4. Av(絞り優先)モードにしてF値は小さく


以前、これらの条件を1つずつ確認しながら撮影しました。

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確認・撮影する中で、もっとも難しいけれど楽しいと感じたのは、レンズはズームした状態にする(望遠で撮る)でした。 

「G7 X Mark II」のようなズームレンズの場合、できるだけ遠くを撮れる状態までズームして撮影すると、背景が大きくボケます。

焦点距離24mmで撮影した赤椿(G7 X Mark II)
焦点距離100mmで撮影した赤椿(G7 X Mark II)
焦点距離 24mmと100mmで撮影

上の写真は、焦点距離 24mmと100mmで撮影しました。

100mmの方が背景がよりボケているのがわかります。

※「G7 X Mark II」の焦点距離は、35mm判換算で「広角24mm~望遠100mm」です。


レンズの焦点距離を24mm ⇒ 100mmと変えても、被写体の花が同じ大きさにそろうよう撮るためには、撮影距離を変える必要があります。

焦点距離と撮影距離の関係

4つの条件の「1、被写体にぐっと近づく」にあるようにカメラと被写体の距離が近いほど背景はボケやすくなりますが、被写体から少し離れてズームする(望遠側で撮影をする)と、背景を大きくぼかすことができます。 

ボケはズーム具合と撮影距離のバランス

ズームと撮影距離とボケについては、『Canon PowerShot G基本&応用撮影ガイド』佐藤かな子/著 ナイスク/著のP.138「花を撮ろう [1]ズーム具合と撮影距離を意識しながら花を撮る」も参考になります。
 

被写体の大きさを変えるためだけにズーム機能を使いがちだが、焦点距離による背景のボケ具合の変化も意識してみてほしい。また、被写体との距離でもイメージは変わる。ズーム具合と撮影距離とのバランスをとりながら、表現の幅を広げていこう。 

『Canon PowerShot G基本&応用撮影ガイド』佐藤かな子/著 ナイスク/著P.138より引用


このページには、被写体である花の背景に 木漏れ日をキラキラとした丸ボケ(玉ボケ)として写した写真が載っています。

焦点距離は99.3mm相当の望遠端、最短撮影距離(40cm)で撮影されたそうです。

私もキレイな玉ボケが撮りたい!


そこで「花の背景に木漏れ日の玉ボケ」を目指し、4条件のうち、特に下の3つを意識してボケを撮る練習をすることにしました。

キレイにボケた写真を撮るのに必要な条件

  1. 被写体と背景の距離を遠くする
  2. レンズはズームした状態にする(望遠で撮る)
  3. Av(絞り優先)モードにしてF値は小さく

※ F値を小さくすると被写界深度が浅くなり、ピントの位置前後がボケやすくなります。

※被写界深度とは、ピントが合う範囲のことをいいます。 

「花に木漏れ日の玉ボケ」を目指して撮影練習

1ヶ月ほど、F値を小さくしてズームで撮る練習をしました。

以下の練習画像7枚は、すべてAv(絞り優先)モード、JPEG撮影です。

撮影後、Pixlr Editorで加工したため画質が劣化しています。ご了承ください。
 

PowerShot G7 X Mark IIで撮影した花(ツツジ)

1/400 F3.5(ツツジ)

ズーム&F値が小さい撮影に慣れていないため、被写体にピントを合わせるのが難しかったです。

三脚を使うとぶれずに落ち着いて撮影できるでしょう。(私はネックストラップ使用)

左奥に少しだけ玉ボケができました。
 

PowerShot G7 X Mark IIで撮影した花(ミヤコワスレ)

1/800 F3.5(ミヤコワスレ)

花がはっきりと見える背景が暗い場所に移動し、ピントを合わせる練習をしました。
 

PowerShot G7 X Mark IIで撮影したクワの実

1/200 F2.8(クワの実)

さらにF値を小さくして、背景のボケ具合を確認しながら、ピントを合わせる練習。

まだピントが甘いですね。
 

PowerShot G7 X Mark IIで撮影した雨上がりの植物

1/200 F2.8(温泉宿の庭)

背景が暗い場所でピントを合わせる練習をしました。
 

PowerShot G7 X Mark IIで撮影した雨上がりの植物

1/200 F2.8(温泉宿の庭)

背景が遠い場所でボケ具合を確認。

背景となっている草木は、川の対岸にあります。

やはり被写体と背景は離れていた方がよくボケますね。
 

PowerShot G7 X Mark IIで撮影した雨上がりの植物

1/200 F2.8(温泉宿の庭)

木漏れ日が狙える位置に移動。

目指している「花の背景に木漏れ日の玉ボケ」を撮れる環境が、わかったような気がしました。

しかし、レンズに水滴が付いたせいか、点光源の中に指紋のような模様が出る「年輪ボケ(玉ねぎボケ)」に。

撮影後、乾いたやわらかい布で水滴を拭きました。
 

PowerShot G7 X Mark IIで撮影した花と玉ボケ

1/200 F2.8 (ヒマラヤの青いケシ)

撮りたいと思っていた「花の背景に木漏れ日の玉ボケ」。

まだ改善点は多くありますが、今はこんな感じでしょう。

目指していたものに 少し近づけたような気がして うれしいです。 

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まとめ (玉ボケの撮影練習)

キレイにボケた写真を撮るのに必要な条件

「花の背景に木漏れ日の玉ボケ」を撮るため、3つの条件を意識して練習しました。

  1. 被写体と背景の距離を遠くする
  2. レンズはズームした状態にする(望遠で撮る)
  3. Av(絞り優先)モードにしてF値は小さく


 F値を小さくすると被写界深度が浅くなるため、ズームした状態でピントを合わせることが初心者の私には難しいです。

そのため、背景に玉ボケを作る前に、被写体にピントを合わせる練習をしました。


背景と被写体(花)が離れているところ、合わせて木漏れ日がある場所を見つけるのは予想以上に大変。

いい玉ボケが撮れそうな場所を普段から探し、ズーム撮影をするとどんな風に写るのか確認してみたいと思います。

 


▽こちらのカメラで撮影しました 


▽カメラの使い方、撮影テクニックなどを学んでいます

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