シャッタースピードで雨の姿が変わります。
Canonの高級コンパクトデジタルカメラ PowerShot G7 X MarkIIを買って8ヶ月。
スマホよりキレイな写真が簡単に撮れるため、以前より様々なものに対して「撮りたい!」と思うようになりました。
最近は「雨」に興味を持っています。
雨にはどんな撮り方があるのでしょうか。
調べると、シャッタースピードによって雨の写り方が変化するようです。
※画像はすべてJPEG撮影です。 Pixlr Editorで加工したため画質が劣化しています。
目次
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高速シャッターで雨粒の形を撮る
雨のなかベランダへ出ると、ポタポタと落ちる雨だれに目が行きました。
雨を丸いしずくの形で撮ってみたいけれど、どうすれば?
そこで『Canon PowerShot G基本&応用撮影ガイドを参考に、初めてシャッタースピード優先モード(Tv)で撮影することにしました。
シャッタースピード優先モードで撮るときは、モードダイヤルを「Tv」に合わせます。
「Tv:シャッター優先AE」は撮影者がシャッタースピードを変更すると、標準露出になるようにカメラが絞り数値を自動的に決めてくれる。
目安として、1/1000秒以上が高速シャッター、1/25~1/250秒前後が中速シャッター、1/25秒以下は低速シャッターと呼ぶ。
それぞれ動く被写体を「しっかり止める/自然な感じに止める/ぶらす/思い切りぶらす」などの表現で撮影できる。
『Canon PowerShot G基本&応用撮影ガイド』
P.68より引用
以上を踏まえ、1/1000秒で雨粒の動きを止めて連写してみました。
1/1000秒・F3.2・低速連続撮影。
高速シャッターで、落ちる雨だれを丸いしずくの形に写すことができました。
雨粒の形と位置がコロコロと変わって楽しいです。
上の写真を撮影したあと、こんな風に撮ってみたい!と思う雨の写真を見つけました。
種清豊さん撮影の、軒先から落ちてくるしずくの様子。
土砂降りのなか「1/640・F5.6・-2/3補正・ISO800・WB太陽光」で撮られたそうです。
雨粒の表情が豊かで躍動感があります。
雨の日に撮影のチャンスが巡ってきたら、次はこちらの写真を参考に撮ってみたいです。
低速シャッターで雨を線の形で撮る
雨に濡れる植物を「絞り優先モード(Av)」で撮影したところ、偶然、雨が線の形で写りました。
1/200 F3.2
1/200 F2.8
もう少し長い線で浮世絵の雨のように撮れたら、さらに面白そうです。
ここまで長くなくてもいいですが。
シャッター速度をどのくらいに設定したら、雨が程よい長さの線で写るのでしょうか。
上の「降り注ぐ雨を細い針のように撮ってみよう」という記事には、シャッタースピードを含め3つの撮影条件が書かれています。
- 望遠レンズを用意
- 1/125秒以下の低速シャッターで撮る
- 暗い背景を選ぶ
降っている雨をそれなりの大きさに写すには 望遠レンズが必要で、「できれば200ミリクラスをカバーするレンズがあればベスト」。
また、雨の軌跡を撮るには「シャッター速度は1/125以下の低速シャッター」が向いているそうです。
雨粒は背景が明るいと写らないため、背景が暗い場所を選択。
また、雨を線の形でとらえた写真をいくつか見たのですが、シャッタースピード1/40~1/80秒だと、見た目に近いイメージで雨の軌跡が撮れるように感じました。
次は1/60秒前後で撮ってみよう。
低速シャッターはぶれやすいので、しっかりカメラをホールドするか、三脚を使おうと思います。
まとめ:シャッタースピードを変えて雨を撮る
雨はシャッタースピードでとらえる形が変わります。
<高速シャッター>
- 落ちる雨粒の動きを止め、丸いしずくの形で写す
- 私は1/1000秒で撮影しましたが、1/640秒でもOK
<低速シャッター>
- 雨の軌跡を線の形で写す
- 見た目に近いイメージで雨をとらえるなら1/40~1/80秒
シャッタースピードで雨の姿が変わることを、とても面白く感じました。
カメラを濡らさないよう気をつけながら、これからも雨の撮影を楽しもうと思います。
▽こちらのカメラで撮りました
▽カメラの使い方、撮影テクニックなどを学んでいます