少しの手間で、傷んだシャツの襟をキレイに直すことができました。
夫はなかなか服を買いたがらず、気に入ったものを制服のようにいつも着ています。
数年前、夫は古着屋さんで新品同様のシャツ（800円）に一目惚れ。
それからは黒いシャツがお気に入りの外出着となりました。
くり返し着ている間に襟だけ白っぽくなり、落としきれない皮脂汚れも気になる状態に。
汚れて傷んでいるのは襟だけです。
この襟さえキレイになれば、まだまだ着られます。
裏側はとってもキレイ。
これは裏返してつけ直せばいいのでは！？
方法を調べると意外と簡単。
不器用な私でも出来そうです。
そこで、襟の裏返し修理に初めてチャレンジしました。
目次
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シャツの襟を裏返してつけ直す
印をつける
襟をはずす前に、つけ直すときの目印を４ヶ所つけます。
襟の両端に左右２ヶ所。
こちらは襟の土台部分（台襟）にまち針を打ちました。
襟の中央、裏表両面にチャコペンなどで印をつけます。
私は表に印をつけてからまち針を打ち、裏も同じところに印をつけました。
襟と台襟の両方に印をつけます。
襟をはずす
リッパーまたは糸切りバサミを使い、襟をはずします。
あっ！
力まかせに糸を切っていたら、台襟まで切れてしまいました。
あとで目立たないよう処理します。
襟をはずし終わりました。
襟の生地が薄くなっていたり、すり切れている場合は、接着芯を貼って補強しましょう。
接着芯は100円ショップのダイソー、セリアでも買えます。
襟をつけ直す
はずした襟を裏返します。
襟の両端と中央の目印に合わせて襟をつけ直します。
私は目印のほか、襟と台襟に残っている縫い目を合わせるように まち針を打ちました。
ミシンを使う場合はこのまま縫うか、しつけ縫いをしてからミシンで縫いつけましょう。
私はミシンを持っていないので、ミシン糸（60番）で手縫い。
本返し縫いでつけました。
完成
襟を裏返してつけ直し、身ごろと同じ色合いになりました。
裏は古びた状態ですが、襟は普段折って着るので誰にも見られません。
これで大丈夫。
手縫いでも、見た目はミシンと同じように仕上がりました。
私は全部で２時間かかりましたが、ミシンを使えば30分～１時間ほどで出来るでしょう。
リッパーで切ってしまったところは、何度か返し縫いをしたあと 透明マニキュアを塗り、つまようじで形を整えました。
これで当分ほどけないと思います。
あまり目立たないと思うのですが、どうでしょうか……
夫は『全然わからないし、おっさんの襟なんて誰もジッと見ないから大丈夫！』と言ってくれました。
襟の裏返し修理 ビフォーアフター
▽ビフォー
▽アフター
▽ビフォー
▽アフター
（上）ビフォー（下）アフター
襟がすっきりキレイになり、パリッとした張りも感じられるようになりました。
身ごろと同じ黒さになったので、これで気にせず夫に着てもらえます。
まとめ：シャツ襟の裏返し修理
傷んで困っていたシャツの襟が、「裏返し修理」という少しの手間でキレイによみがえりました。
使ったのは裁縫箱に入っていたものだけ。
ほとんどお金をかけずに、お気に入りの服を長く着られるようになってうれしいです。
『つけ直したなんて全然わからないよ……キレイ！』
夫はとても喜んで着ています。
これからも好きな服を長く楽しめるよう、手入れと修理をしていきたいと思います。
