わが家の移住先を決めるポイントと探し方についてまとめました。
私たち夫婦は40代二人暮らし。
セミリタイアと移住の夢を実現させるため、こつこつと準備をしています。
移住先はどこがいいか。
どんな家に住みたいか。
二人でよく話し合い、物件を見に行くことも。
今回はわが家の移住先探しについて書いていきます。
目次
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わが家の移住先を決めるポイント
夫と私が移住先選びで大切にしているポイントは、次の5つです。
- 東北、関東の自然を感じられる場所
- 冬の日照時間が長い
- 雪かき不要、または年に数回だけ
- 真夏でも最高気温が35℃を超えない
- 温泉が近くにある
下に、1つずつ理由などを書いていきます。
東北、関東の自然を感じられる場所
まったく土地勘のない地域への移住は、地元になじめないなど、失敗の可能性が高くなると考えています。
そのため、移住先は 私たちが住んだことのある「東北」「関東」から選びます。
また私たちは、建物と人が多いところは苦手なので、できるだけ自然を感じられる場所で静かに暮らしたいです。
離島はとても魅力的ですが、二人とも持病があるため選択肢から外します。
冬の日照時間が長い
私は10代のころから「冬季うつ」のため、日照時間が短くなると体調を崩しがちです。
雪がよく降る地域は 冬の日照時間が短いので、太平洋側の雪があまり降らない地域に住みたいです。
雪かき不要、もしくは数回だけ
雪かき必須の地域は、高齢や病気などになったとき苦労します。
できれば雪かき不要、多くてもひと冬に数回で済む場所が理想です。
最高気温が35℃を超えない
夫はとても暑がりで、夏が大の苦手。
「涼しいところに移住したい!」と、ずっと言い続けています。
異常気象が続いていますし、熱中症の危険性などを考えると、少しでも涼しいところに住んだ方がいいでしょう。
そこで、過去の気象データを参考に
- 東北・関東のある程度田舎
- 雪があまり降らない
- 2018年・2019年の最高気温が35℃以下
この3つを満たす場所をピックアップしました。(離島を除く)
2018年
- 福島県いわき市小名浜 34.3℃
- 茨城県北茨城市 32.6
- 茨城県高萩市 34.5
- 栃木県那須町(那須高原)32.2
- 栃木県日光市(五十里)33.9
- 栃木県日光市(今市)34.4
- 千葉県銚子市 33.5
- 千葉県勝浦市 32.7
- 千葉県館山市 34.8
- 神奈川県三浦市 34.2
2019年
- 福島県いわき市小名浜 33.2
- 茨城県北茨城市 33.0
- 茨城県日立市 33.8
- 栃木県那須町(那須高原)31.8
- 栃木県日光市(五十里)33.5
- 栃木県日光市(今市)34.7
- 東京都西多摩郡奥多摩町 34.2
- 千葉県銚子市 32.3
- 千葉県君津市 34.6
- 千葉県勝浦市 32.0
- 千葉県館山市 33.4
- 神奈川県三浦市 34.5
栃木県那須町(那須高原)と 栃木県日光市(五十里)は、雪が積もる地域もありますが、夫が好きなので入れました。
雪が少なく、夏涼しいのは
- 福島県いわき市
- 茨城県の沿岸北部
- 千葉県の太平洋側
- 神奈川県三浦市
大体この4ヶ所と思われます。
▽2018年・2019年の最高気温は、こちらのサイトを参考にしました。
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温泉が近くにある
私たちは温泉が大好きです。
毎日温泉に入れたら、もう天国。
気象条件でピックアップした地域には、どんな温泉があるのでしょうか。
主なものを書き出しました。
- 栃木県那須町(那須高原)⇒ 那須湯本温泉
- 栃木県日光市(五十里)⇒ 鬼怒川温泉、川治温泉、湯西川温泉
- 福島県いわき市 ⇒ いわき湯本温泉
- 茨城県の沿岸北部 ⇒ 磯原温泉、五浦温泉、中郷温泉、鵜の岬温泉
- 千葉県の太平洋側 ⇒ 犬吠崎温泉、白子温泉、勝浦温泉、鴨川温泉、千倉温泉、白浜温泉、たてやま温泉
- 神奈川県三浦市 ⇒ 三崎温泉
次に、その地域にある 格安の温泉、年間パスポートのある入浴施設を調べました。(大人料金510円以下)
那須温泉 |
小鹿の湯 500円 鹿の湯 500円 |
鬼怒川温泉 |
鬼怒川公園岩風呂 300円~ リブマックスリゾート鬼怒川 500円 鬼怒川温泉オートキャンプ場 上滝乃湯 500円 |
川治温泉 | 薬師の湯 300円~ |
湯西川温泉 |
湯西川水の郷 300円~ 道の駅 湯西川 300円 |
いわき市 |
上の湯 150円、二子浦温泉 250円、湯本駅前みゆきの湯 300円、さはこの湯 300円、 田人おふくろの宿 500円、中根の湯 500円 スパリゾートハワイアンズ 年間フリーパス 44,000円など、ゆったり館 クアハウス100回券 50,000円 |
北茨城市 |
元湯 山田屋旅館 500円 中郷温泉 通りゃんせ 16時以降500円 |
いすみ市 | 岩風呂の宿 岬ペンション「ガジュマル」 500円 |
御宿町 | 御宿の湯クアハウス 個人会員年会費 40,000円、家族会員 70,000円など+入湯税150円 |
君津市 |
人見温泉 神門コミュニティセンター 200円~ 君津メディカルスポーツセンター 480円(人工カルシウム温泉) |
南房総市 | とみうら元気倶楽部 340円~ |
三浦市 | クアーズMISAKI 490円 |
温泉を安く楽しめる施設がある地域は、次の5つだとわかりました。
- 栃木県那須町⇒ 地域住民が無料で入れる共同浴場あり
- 栃木県日光市⇒ 日光市民が300円で入れる共同浴場あり
- 福島県いわき市⇒ 安い共同浴場、年間パスがある入浴施設
- 千葉県御宿町⇒ 年間パスがある入浴施設あり
- 千葉県君津市⇒ 安く入浴できる公共施設あり
茨城県・千葉県は、全体的に入浴料金が高めです。
ついでに 無料の足湯 も調べました。
那須温泉 | こんばいろの湯、芭蕉の足湯 |
鬼怒川温泉 | 鬼怒太の湯、鬼怒子の湯 |
川治温泉 | むすびの湯、かわじいの湯 |
湯西川温泉 | 道の駅 湯西川、湯西川水の郷 |
いわき湯本温泉 | 愛湯物語、鶴のあし湯広場、JR湯本駅 下り線ホーム |
茨城県沿岸北部 | 湯楽の里 日立店 |
千葉県銚子市 | 犬吠埼ホテル、犬吠埼観光ホテル |
千葉県君津市 | 房総 四季の蔵、亀さんの足湯 |
千葉県鴨川市 | 誕生寺足湯(総門の隣)、道の駅 鴨川オーシャンパーク |
千葉県市原市 | 養老渓谷駅足湯(鉄道・駅駐車場利用者は無料) |
千葉県南房総市 | 道の駅三芳村 鄙の里、とみうら元気倶楽部 |
神奈川県横須賀市 | くりはま花の国 |
さらに、温泉を販売・無償提供している 温泉スタンド を調べました。
栃木県日光市 |
鬼怒川川治観光開発 温泉スタンド 10L 10円・100L 100円 日光市日蔭温泉スタンド 1L 1.1 円(100Lから販売、日光栗山総合支所で温泉カード購入) |
福島県いわき市 |
いわき湯本温泉スタンド 200L 120円、1000L 300円、住所:いわき市常磐下湯長谷町岩崎(岩崎郵便局の裏) 二子浦温泉スタンド(要募金) |
茨城県北茨城市 |
中郷温泉 通りゃんせ 100L 100円 |
茨城県日立市 | 日立滑川温泉スタンド 無料 |
温泉付き物件でなくても、近くに温泉スタンドがあれば自宅で温泉を楽しめますね。
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物件の探し方
夫はほぼ毎日、インターネットで不動産物件を探しています。
気になる物件があるとGoogle ストリートビューで確認したり、旅行のついでに現地見学したり。
夫がよく見ている不動産サイトを、夫のコメントと共に一部ご紹介します。
物件探しサイト
▽イアコットは不動産会社が運営しているサイト。1つの物件に対しての情報量が多い。
▽BITは、不動産競売物件の情報 3点セット(物件明細書,現況調査報告書,評価書)が、手続きなしで見られます。
▽洒洒落落は、おすすめ物件の物件特集が面白い。
▽田舎ねっと.日本、ふるさと情報館は、全国の田舎暮らし物件が見られます。
▽ぐるっといわきは、いわき市を中心に福島県浜通りと茨城県北部の不動産情報が充実しています。
▽香陵住販は、茨城の物件情報が見やすく、量も豊富。
▽千葉の田舎暮らし物件サイト。
温泉付き物件について
温泉付き物件は憧れの存在。
でも、いろいろとお金がかかりそう。
自宅で温泉を利用するために いくら費用がかかるのか調べました。
<温泉権の購入>
温泉権とは、敷地内に温泉を引いて利用する権利です。
温泉付き物件の多くは「温泉権を別途購入」という条件が付いています。
温泉権を新規で取得する場合、必要な金額は30~300万円ほど。
地域によって大きく異なります。
また、温泉権には有効期限があり、新規取得後10年程度で更新料(平均50~100万円)を支払うケースもあります。
一切更新料がかからない「永久湯権」の物件もあるので要チェック。
さらに名義書換料が必要な場合もあり、費用は平均5万円~15万円。
地域によっては35万円と、こちらも幅があります。
<温泉引き込み工事費>
物件情報をよく見ると「温泉権付き」と「温泉引き込み可」の2種類あり、それによって必要な工事費が異なります。
温泉権付き(更地) | 敷地外までは配管済みだが、敷地内の引き込み工事費が必要 |
温泉権付き(建物あり) | 配管済みで工事費負担なし |
温泉引き込み可 | 敷地内の配管およびメーター設置工事が必要 |
<毎月の使用料>
温泉を使用する際は、月々の使用料を支払います。
その計算方法は地域や使用形態によってさまざまです。
- 毎月定額で使い放題
- 基本料金+超過分を従量制で支払う
- 使用料無料(温泉権利金が高額)
中古物件の場合、前の所有者が滞納していた料金などを負担させられることもあるので、条件をよく確認しましょう。
北海道の白老町には、「使用料定額 月々1,000~3,000円・温泉組合加入金無し・温泉を床暖房に使用可能」という夢のような物件がたくさんあります。
<加温・メンテナンス>
源泉の湯温、泉質によっても、必要な費用が異なります。
湯温が低い場合は加温するためのガス代など。
硫黄分や鉄分などが豊富な濃い源泉は、配管やポンプ、ボイラーなどの劣化が早くなるため、メンテナンス費がかかります。
成分が強すぎて浄化槽が上手く機能しない場合もあります。
温泉を引き込んだら「基本出しっぱなし」「専用の側溝に流す」という決まりがある地域もあり、その場合、泉質によっては浴室の施工費が高くなります。
コスト面から考えると、湯温50~60度の「アルカリ性単純温泉」は加温の必要がなく、配管が傷みにくいので最適です。
単純温泉は体にやさしい万人向けの温泉なので、毎日入るにもちょうどいいでしょう。
▽泉質から温泉地を選ぶには、こちらのサイトが便利です。
おわりに
住みたい場所、住んでみたい家。
何年も二人で話し合って少しづつ条件を絞ってきましたが、まだ理想の物件には出会えません。
資金を準備しながら、これからも移住先を探し続けます。
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