コンデジで降る雪を撮ってみたい。
しんしんと雪降る夜、ストロボ撮影に初挑戦しました。
撮影場所は 栃木県日光市の湯西川温泉。
暖冬の影響で今年は雪が少ないですが、滞在中はずっと雪が降り続いていました。
今回は降る雪の撮影で試したことを、実際にコンデジで撮った写真とともにまとめます。
目次
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降っている雪を撮るカメラ設定
降る雪を撮るために、今回試した設定は次の通りです。
- ストロボ:ON
- 絞り優先モード(Av)
- F値:小さめ(F2.5~2.8)
- ISO:オート
- シャッタースピード:オート
フラッシュ(ストロボ)をONにするだけで、降っている雪が丸く写ります。
さらに、F値を小さくするとピントの合う範囲が狭くなり、カメラ近くの雪がふわっと大きくボケて写ります。
ストロボは強めに
ストロボの光が当たった雪だけが明るく止まって写るため、ストロボを強くすると、より多くの雪玉を写すことができます。
PowerShot G7X MarkII 内蔵ストロボの調光量は、小・中・大の三段階。
小・中・大それぞれで、湯西川温泉街に降る雪を撮影しました。
ストロボ調光量:小
「小」ではストロボが弱すぎて、降っている雪がほとんど写りません。
ストロボ調光量:中
「中」は背景が暗いところだけ、雪玉が小さく写りました。
ストロボ調光量:大
「大」にすると、画面全体にさまざまな大きさの雪玉が写りました。
しかし、手前のぼんぼり等がストロボに照らされ、不自然な感じがします。
ストロボの光が強く当たる範囲には降る雪以外のものが写りこまないようにするか、ストロボの角度を調整するといいでしょう。
昼間でも雪玉が写せます。
広角と望遠では、降る雪の大きさと数が変わる
降る雪を撮影する際、雪玉の大きさと数は焦点距離で変わります。
PowerShot G7X MarkII のズームレンズの焦点距離は、広角24mm~望遠100mm。
広角と望遠で降る雪を撮影しました。
広角
広角では、小さな雪玉がたくさん写ります。
望遠
望遠にすると雪玉が大きく写りますが、数は減ります。
雪の降り方や好みによって、焦点距離を変えてみるといいですね。
雪降る夜に撮影した湯西川温泉かまくら祭
湯西川温泉かまくら祭で撮影した写真と、そのカメラ設定をご紹介します。
まだ初心者なので、温かい目で見ていただけると幸いです。
1/5・F2.5・-1/3補正・ISO640
沢口河川敷ミニかまくら会場
1/8・F2.5・-1/3補正・ISO640
平家の里
1/8・F2.5・補正なし・ISO640
平家慈光寺会場
まとめ
降っている雪を撮影するときのポイントをまとめます。
- F値が小さいと降る雪が大きくふわっと写る
- ストロボは強めに
- ストロボが強く当たる範囲には降る雪以外のものが写りこまないよう注意
- 焦点距離によって雪玉の大きさと数が変わる(広角:小さい雪玉がたくさん、望遠:大きいが少ない)
ホワイトバランスを寒色系(白熱電球など)に設定すると青みがかった写真になり、冬の寒さや雪の美しさが表現できると思います。
私はストラップで首にかけ、手持ちで撮影しましたが、三脚を使うとブレずにキレイに撮れます。
カメラって本当に楽しいですね。