栃木県日光市、日塩もみじラインにある「太閤下ろしの滝」。
駐車場から数分歩いただけで、そこには滝の轟音が響く別世界が広がっていました。
目次
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日塩もみじラインについて
「太閤下ろしの滝」近くを通る日塩(にちえん)有料道路「もみじライン」は、栃木県日光市の鬼怒川温泉と那須塩原市の塩原温泉郷を結ぶ、全長約28kmの高原道路です。
春は新緑、夏はユリ、秋は紅葉、冬は一面の雪景色と、四季折々の美しい風景を楽しめ、特に紅葉シーズンはたくさんの人が訪れます。
沿道にはスキー場、ゴルフ場もあります。
野性的な美しさ「太閤下ろしの滝」
私たちは温泉旅行の途中、日光市側から日塩もみじラインに入り、最初のヘアピンカーブで滝の看板を見つけました。
進行方向左側、カーブの内側にある駐車場に車を止め、道路を渡ります。
滝は階段をおりて100m。
いきなりの急階段。
天正18年(1590年)豊臣秀吉が会津若松遠征の折、あまりの急坂のため馬から下りて滝付近を通ったことから「太閤下ろしの滝」と名がつけられたと言われています。
また、あまりの美しさに秀吉が馬から下りたとの言い伝えもあるようです。
階段には落ち葉がつもり、滑りやすくなっています。
足元に気を付けて下りましょう。
谷底には美しい沢。
空気も澄んでいて、少しひんやり。
沢の水は驚くほど透明で、底の岩々がはっきり見えます。
キラキラ輝く水面がとてもきれい。
遊歩道を奥へ。
すると、目の前に2段の滝が。
迫力ある見事な滝。
落ちる水の激しさと岩の荒々しさが相まって、野性的な美しさを感じます。
あぁ、来てよかった。
駐車場のすぐ近くに、こんなにも素晴らしい滝があるとは想像しませんでした。
太閤秀吉があまりの美しさに馬を下りたという言い伝えも納得です。
秋はまわりの木々が紅葉して、さらに美しいでしょうね。
遊歩道はもう少し続いています。
遊歩道の終点にある観瀑台は、滝の上段近く。
滝つぼが意外と広く、深さもあって驚きました。
アクセスなど
アクセス:日塩有料道路 藤原料金所より車で1分。駐車場から徒歩3分ほど
駐車場:普通車10台程度(無料)
トイレ:なし
おわりに
旅行の予定に入っておらず、看板を見てふらっと立ち寄った「太閤下ろしの滝」。
澄み渡る空気と沢の水、そして趣深い滝に心が洗われたひとときでした。