往復30分の渓谷散歩。
温泉旅行の途中、栃木県日光市にある龍王峡へ立ち寄りました。
こちらでは駅と駐車場から10分ほど歩いた場所で、見事な渓谷美が楽しめます。
素敵なスポットなのですが、私たちは駐車場でひと休みすることはあっても、毎回渓谷に降りるのはちょっと。
なぜなら…
急斜面。
行きは下り、帰りは上り。
片道10分でも、そのときの体調次第では結構キツイです。
今回は体力に余裕があったので、ルンルンと写真を撮りながら降りていきました。
雨上がりの階段は滑りそうで少し怖かったですが。
まずは五龍王神社に参拝。
神社の裏手には虹見の滝が見えます。
正面の滝は虹見の滝です。
滝のある野沢は角閃輝石閃緑岩という火山岩の岩脈からできていて硬い岩石ですが、本流の鬼怒川は流紋岩でそれほど硬くありません。
そのうえ、本流の鬼怒川は水量が多く、浸食作用が大きいことから合流点で河床の高さに差ができて滝になったものです。
このような滝を懸谷(けんこく)と名づけています。
何度も来ているのに、初めてきちんと説明文を読みました。
ブログ用に写真を撮ろうとしなかったら、これからもずっと知らなかったでしょう。
ブログすごい。
少し歩いて野沢にかかる橋に移動します。
橋から見た野沢と鬼怒川、五龍王神社です。
手前の野沢が奥の鬼怒川に、滝となって合流します。
神社はそんな崖ギリギリの場所でいいのかな?
倒木もあるし、崖崩れとか大丈夫?
橋から見た野沢の上流側。
澄んだ水に癒される…
もう少し歩いて、鬼怒川にかかる「虹見橋」まで行きます。
強い川風に飛ばされそう。
「滝と渓谷が新緑に包まれて、さらに美しさが増しています」と言えるような写真を撮りたかったのですが、それどころじゃない。
それでなくても高所恐怖症の私。
「怖いよーやばいよー」と泣き言を吐きながら、やっと橋の3分の1くらいまで歩きました。
「怖いから私の隣に立って支えて!」
夫にそうお願いして、なんとか撮った写真。
龍王峡でこんなに怖い思いをしたのは初めてです。
恐怖に耐えて、よく頑張った。
帰りはひたすら階段を上ります。
前回来たときは、二人とも普段の運動不足がたたってヘロヘロになりましたが、今回は違います。
夫はヘロヘロ、私は元気。
強風の恐怖も忘れ、「筋トレの効果ってすごいね~」と夫を押して上りました。
写真を撮りながら30分の渓谷散歩。
なんだかんだで楽しかったです。