鬼怒川4ダムの1つ、川治ダムへ行ってきました。
今年3月、大きなダムを間近で見て以来、私たちはその魅力にはまっています。
最初に見たのは、 鬼怒川の上流にある「鬼怒川4ダム」の1つ、栃木県日光市の五十里(いかり)ダムでした。
今回は、川治(かわじ)ダムとダム資料館で見つけたものをご紹介します。
目次
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優雅な川治ダム
川治ダムは、昭和58年に完成した高さ140mの「ドーム型アーチ式コンクリートダム」です。
同じドーム型アーチダムには富山県の黒部ダムがあります。
ダムの上部になるほど薄く、下流側に湾曲しているドーム型アーチダムは、アーチ形状により水圧の大部分をダムの両側の岩盤に逃がしています。
重力式コンクリートダムの「五十里ダム」「湯西川ダム」と比べると、ダム本体が薄く、ゆるやかにカーブしているため何となく優雅。
海を泳ぐ「マンタ」のようです。
ダム湖に沈んだ道と集落
ダムの下流側に旧道を見つけました。
画像右側、横に伸びる白い線のような道。
ダムができる前は、この山肌に沿った細い道が使われていたのでしょう。
今はダムの天端(上辺)が道路として使われています。
上流側のダム湖。
旧道も今はダム湖の下。
いくつかの集落もダム湖に沈んだそうです。
面白い川治ダム資料館
ダムのすぐ側にある「川治ダム資料館」の3階に魅力的なボタンが並んでいました。
ダム管理用制御処理設備、通称ダムコン。
ダムコンでは各種ゲートの操作はもちろんのこと、ダム諸量や気象・水象情報などの収集、演算を行います。
展示されているものは、平成27年3月まで実際に使われていたダムコンの一部です。
赤枠のボタンを押すと、モニターの中のダムがドドーンと放流。
ちょっと楽しい。
部屋の隅に気になるものを発見!
学校の理科室で見たような木箱と灰色の装置。
とぼけたコアラ。
正体は「コーデネーター」ダムたわみ測定装置。
水圧や地盤の変形などによりダム堤体に生じるひずみを測定し、ダムの安全性をチェックする計器です
とても古そうな装置なのでもう作られていないだろうと思ったら、同じ会社で同じ装置が今でも作られていました。
びっくり。
興味が尽きないダムの世界。
次はどのダムに行こうかなぁ。