iDeCoの拠出限度額が減り、NISAを「つみたてNISA」に変更しました。
夫は2014年、iDeCo(個人型確定拠出年金)を始めました。
iDeCoは所得税と住民税を節税しながら老後資金を準備できる上、運用益は非課税。
コツコツと4年間続けていましたが、会社の都合でiDeCoの上限額が変わり、自動的に積立投資をする金額が減ってしまいました。
『もう少しお金を投資にまわしたいな……』という夫。
そこで私は夫に合った投資を考えました。
今回は「iDeCo」「NISA」「つみたてNISA」について書いていきます。
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目次
- iDeCoの上限額(限度額)について
- 「NISA」と「つみたてNISA」どっちにする?
- 「NISA」から「つみたてNISA」に変更する(SBI証券)
- 「つみたてNISA」で購入する投資信託
- 今回のまとめ
- 関連記事
iDeCoの上限額(限度額)について
夫は2018年9月1日付けで、年金の第1号被保険者から第2号被保険者になりました。
- 第1号被保険者 ⇒ 自営業者など
- 第2号被保険者 ⇒ 会社員・公務員など
- 第3号被保険者 ⇒ 専業主婦(夫)
第1号と第2号ではiDeCoの拠出限度額が違い、夫は減ってしまいました。
iDeCoの拠出限度額は以下の通りです。
・第1号被保険者:月額6.8万円(年額81.6万円)※国民年金基金または国民年金付加保険料と合算して
・第2号被保険者は、企業年金の有無などによって上限額が異なります。
会社に企業年金がない会社員 | 月額2.3万円(年額27.6万円) |
企業型DCに加入している会社員 | 月額2.0万円(年額24.0万円) |
DBと企業型DCに加入している会社員 | 月額1.2万円(年額14.4万円) |
DBのみに加入している会社員 | 月額1.2万円(年額14.4万円) |
公務員など | 月額1.2万円(年額14.4万円) |
※ DC:確定拠出年金 DB:確定給付企業年金、厚生年金基金
・第3号被保険者:月額2.3万円(年額27.6万円)
夫のiDeCo上限額は 月額6.8万円 ⇒ 月額2.3万円と減少。
このままだと、積立投資にまわすお金が年間54万円減ってしまいます。
参考:イデコをはじめよう|イデコ公式サイト|国民年金基金連合会
「NISA」と「つみたてNISA」どっちにする?
夫はSBI証券に「NISA」口座を開設していますが、昨年は全く使いませんでした。
iDeCoで積立投資額が減った分、非課税のNISAを活用しよう!
しかし、このまま「NISA」で投資信託の積立投資を始めるか、「つみたてNISA」に変更するか、夫は悩んでいる様子。
そこで2つの違いをまとめました。
◆「NISA」と「つみたてNISA」の主な違い
NISA | つみたてNISA | |
非課税投資枠 | 年間120万円 | 年間40万円 |
非課税期間 | 最長5年間 | 最長20年間 |
口座開設期間 | 2023年まで | 2037年まで |
非課税投資総額 | 最大600万円 | 最大800万円 |
対象商品 | 上場株式、投資信託など | 一定の要件を備えた投資信託など |
保有商品の移行 | 可(※1) | 不可(※1) |
払出期限 | なし | なし |
※1 NISAからつみたてNISAへのロールオーバー、つみたてNISAからNISAへのロールオーバーも制度上認められていません。
年間非課税投資枠は「NISA」の方が80万円多いですが、非課税投資総額は「つみたてNISA」の方が200万円多くなります。
そして「つみたてNISA」は非課税期間が最長20年間。
『長期間できるだけ手間をかけずに積立投資を続けたい』という夫には「つみたてNISA」が合っているようです。
参考:NISA・つみたてNISA・ジュニアNISA|SBI証券
「NISA」から「つみたてNISA」に変更する(SBI証券)
夫は、SBI証券に開設しているNISA口座を「つみたてNISA」に変更することにしました。
簡単にネット上で手続きが済むと思っていましたが、書類が必要とのこと。
請求すると、書類1枚と返信用封筒が送られてきました。
添付する書類はなく、内容を確認して名前と日付を記入し、ポストに投函しました。
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「つみたてNISA」で購入する投資信託
次に「つみたてNISA」で購入する投資信託を決めます。
夫は最近、iDeCoをSBI証券のオリジナルプランからセレクトプランに変更しました。
セレクトプランで購入する投資信託は「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」です。
わが家の投資方針は、シンプル・手間なし・長期間。
そこで、つみたてNISAでも「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」を購入すること
にしました。
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の信託報酬は、0.17172%以内と低コスト。
これ1つで世界中のリスク資産を保有でき、リバランスも自動的に行われます。
『できるだけ手間をかけずに資産運用したい』という夫にピッタリな投資信託です。
「iDeCo」と「つみたてNISA」、同じ投資信託を選んでシンプルにいきます。
参考:eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) | eMAXIS
今回のまとめ
・夫は年金の第1号被保険者から第2号被保険者に変わり、iDeCoの拠出限度額が月額6.8万円(年額81.6万円)⇒ 月額2.3万円(年額27.6万円)と減りました。
・iDeCoでの投資額が減った分、SBI証券の「つみたてNISA」で積立投資を始めます。
・「NISA」から「つみたてNISA」に変更する場合は、書類による手続きが必要です。
・「つみたてNISA」ではiDeCoと同じ「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」を購入します。
iDeCoの上限額が減ったのは残念でしたが、つみたてNISAを活用する良いきっかけとなりました。
これからも老後のため、「シンプル・手間なし・長期間」の投資方針でコツコツと積立投資を続けます。
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