コンデジでいい感じのボケを撮りたい!
背景がボケた写真はどうやって撮るのでしょうか。
春の花を被写体に練習しました。
Canonのコンパクトデジタルカメラ「PowerShot G7 X Mark II」を購入して4ヶ月。
カメラも撮影も、わからないことばかりです。
先日、暖かな陽気に誘われ、カメラと一緒に自宅のまわりをウロウロ。
やわらかな光を「ボケ」で表現できないかと、いろいろ試しながら撮影しました。
目次
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「ボケ」が撮れるカメラ設定は?
スマホでは難しい「きれいなボケ」に憧れてデジカメを買いましたが、カメラ設定などわからないことばかりです。
どうしたらいい感じにボケた写真が撮れるのでしょうか。
「ボケ」に必要な条件は4つあるそうです。
- 被写体にぐっと近づく
- 被写体と背景の距離を遠くする
- レンズはズームした状態にする(望遠で撮る)
- Av(絞り優先)モードにしてF値は小さく
撮影しながら1つずつ条件を確認していきます。
1、被写体にぐっと近づく
カメラと被写体の距離によって「ボケ」の大きさは変わります。
カメラを被写体に近づけるほど、背景のボケは大きくなります。


上の写真は、被写体から120cmと40cmの位置で撮影しました。
確かに花に近づいた方が、前も後ろもよくボケています。
2、被写体と背景の距離を遠くする
背景が被写体から離れるほど「ボケ」は大きくなります。


上の写真では、キリンだけを遠ざてボケを確認しました。
遠くのキリンはボケて写ります。
3、レンズはズームした状態にする(望遠で撮る)
「G7 X Mark II」のようなズームレンズの場合、できるだけ遠くを撮れる状態までズームして撮影します。
1で説明した通り、カメラと被写体の距離が近いほど背景はボケやすくなりますが、被写体から少し離れ、望遠側で撮影をすると、背景を大きくぼかすことができます。


上の写真は、焦点距離 24mmと100mmで撮影しました。
100mmの方が背景がよりボケているのがわかります。
24mmは背景が流れてしまい、綺麗ではないですね。
※「G7 X Mark II」の焦点距離は、35mm判換算で「広角24mm~望遠100mm」です。
ズームレバーは、シャッターボタンの前にあります。
4、Av(絞り優先)モードにしてF値は小さく
カメラには「絞り(F値)」というレンズに入る光の量を調節する機能があります。
「F値」を小さくするとピントが合う範囲が狭くなり、ふんわりと写すことができます。
逆に大きくすると、全体的にくっきりとピントが合うようになります。


上の写真は、F値11と2.2で撮影しました。
F11では遠くのキリンもはっきり写り、F2.2ではキリンがボケて写っています。
また「Av(絞り優先)モード」にすると、F値以外の設定は基本的にカメラが適切な状態に設定してくれるので、ボケ具合だけに集中して撮影できます。
「Av(絞り優先)モード」 で撮影するには、モードダイヤルを「Av」に合わせます。
コントローラーリングを回すと「F値」を変えられます。
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ボケを撮る練習
「ボケを撮る条件4つ」を踏まえ、自宅近くに咲く花を撮影しました。
カメラ設定は以下の通りです。
- 撮影モード:Av(絞り優先)モード
- 絞り(F値):F3.2~4.0
- ISO感度:オート
- ピクチャースタイル:オート
- ホワイトバランス:オート
オオイヌノフグリ
道端に咲く小さな青い花「オオイヌノフグリ」
その姿に春の訪れを感じます。
「G7 X MarkII」には上下に動くチルト液晶が付いているため、低い位置でも楽に確認しながら撮影ができました。
赤椿
ツヤのある葉の緑 と 花の鮮やかな赤 が印象的な「赤椿」
「ボケ」以外に、色・光・花の姿にも注目して撮影してみました。
まとめ(コンデジでボケ味のある写真を撮影するには)
ボケを撮るために必要な条件は4つあります。
- 被写体にぐっと近づく
- 被写体と背景の距離を遠くする
- レンズはズームした状態にする(望遠で撮る)
- Av(絞り優先)モードにしてF値は小さく
この条件を踏まえて撮影すると、初心者の私でも背景と前景がボケた写真が撮れました。
(まだまだ美しいとは言えませんが……)
難しいけど、とっても楽しい!
大好きな「G7 X Mark II」でどんなボケが撮れるのか、いろいろ試したいと思います。
▽撮影テクニックなど参考になります。
▽初めてのカメラです