デジカメで初めて撮影する前に、必要な準備をまとめました。
コンパクトデジタルカメラ Canon PowerShot G7X MarkII で撮影を楽しんでいたら、『同じカメラが欲しい!必要なものを選んで!』と、70代の父に頼まれました。
父は若いころ、写真を趣味にしていましたが、40年以上カメラから遠ざかっており、デジカメは未経験です。
デジタル機器が苦手なのに大丈夫?
そこで、父がすぐに撮影を楽しめるよう、撮影前の準備をすべて済ませてから、カメラを渡すことにしました。
今回は「G7XMarkIIで撮影する前に必要な準備」について書いていきます。
目次
- 1、電池の充電
- 2、液晶保護フィルムを貼る
- 3、SDカードと電池をセットする
- 4、電源を入れて日時、エリアを設定する
- 5、SDカードを初期化する
- 6、記録画質を設定する
- 7、シャッター音を消す(消音)
- 8、ストラップをつける
- カメラと一緒に買ったもの
- まとめ(撮影を始める前に準備すること)
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1、電池の充電
買ったままの状態では電池が充電されていません。
必ず付属のバッテリーチャージャー(充電器)を使って充電しましょう。
電池と充電器の▲を合わせて取り付け、プラグを起こしてコンセントに差し込みます。
充電が始まるとオレンジのランプが点灯し、完了すると緑色のランプが点灯します。
2、液晶保護フィルムを貼る
G7XMarkIIの背面には液晶モニターがあります。
モニターが汚れたりキズがつくのを防ぐため、液晶保護フィルムは必須。
カメラを箱から出したら、真っ先に保護フィルムを貼りましょう。
私が買ったのは「ケンコー 液晶プロテクター」。
キヤノンPowerShotGシリーズ専用、切らずに貼れるピッタリサイズのフィルムです。
中には 説明書と保護フィルムが入っています。
<保護フィルムの貼り方>
液晶モニターを触らないよう、カメラの側面を持って袋から取り出します。
ホコリが付いていると気泡が入ってしまうので、ご注意ください。
剥離シートを少しずつはがしながら、気泡が入らないよう、ゆっくり貼り付けます。
青い表面シートをはがして出来上がり。
不器用な私でもキレイに貼れました。
貼り付けた後に細かな気泡が残っていても、一晩置くとほとんどの場合消えるそうです。
3、SDカードと電池をセットする
撮った写真を記録するには SDカードが必要です。
私は32GBのSDHCカードを買いました。
カメラの底にあるフタを開け、SDカードと付属のバッテリー(電池)を入れましょう。
フタのスイッチを「OPEN」の方に動かします。
フタを開けると、中は2つに分かれています。
<SDカードを入れる>
SDカードのラベル面をレンズ側に向けて、「カチッ」と音がするまで差し込みます。
スイッチがあるSDカードでは、スイッチが「LOCK」側になっていると撮影できません。ご確認ください。
※上のSDカードは側面に黄色のスイッチが付いています。
SDカードを入れました。
さらに「カチッ」と音がするまで押し込むと、カードが出てきます。
<バッテリーを入れる>
バッテリーは端子部が奥になるよう、▲マークの向きに入れます。
ピンクのバッテリーロックを押し広げながら、「カチッ」と音がしてロックされるまで入れます。
バッテリーを入れました。
ロックを押し広げると、バッテリーが出てきます。
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4、電源を入れて日時、エリアを設定する
初めて電源を入れると、自動で日時の設定画面が開きます。
現在の日付・時刻・エリアを正しく設定しましょう。
ここで設定した情報は撮影する画像に記録され、撮影日による管理や、日付を入れて印刷するときなどに使用できます。
<電源を入れる>
カメラの上側にある「電源ボタン」を押します。
<日時を設定する>
上のような「日付/時刻」画面が表示されます。
コントローラーホイールの左右を押して項目を選び、上下を押して設定します。
すべての項目を設定したら、コントローラーホイール中央にある「SETボタン」を押します。
日時を合わせ直したいときは、右下にある「MENUボタン」を押し、スパナマーク⇒「2」⇒「日付/時刻」の順にタッチすると設定できます。
<エリアを設定する>
コントローラーホイールの左右を押して、自宅のあるエリアを選びます。
「SETボタン」を押すと設定され、確認画面が表示されたあと、設定画面が消えます。
5、SDカードを初期化する
新しく買ったカードやほかのカメラで使用したカードは 、このカメラで初期化してから使いましょう。
右下の「MENUボタン」を押し、スパナマーク⇒「1」⇒「カードの初期化」の順にタッチします。
「OK」をタッチすると初期化が実行されます。
初期化するとカード内のすべてのデータは消され、もとに戻すことはできません。
データを残したい場合は、カード内の画像をパソコンにコピーするなどしてから初期化してください。
6、記録画質を設定する
画像の記録画素数(大きさ)と画質(圧縮率)を、7種類の組み合わせから選びます。
また、RAW画像を記録するかどうかも設定できます。
目的や用途に合わせて設定しましょう。
「MENUボタン」を押し、カメラマーク⇒「1」⇒「記録画質」の順にタッチします。
「記録画素数」「撮影可能枚数」を参考に、コントローラーホイールの左右で記録画質を選択します。
私と父はデジカメ初心者なので「RAW画像」は選ばず、「JPEG画像」で撮影します。
アルファベットの横にあるマークは、圧縮率による画質の違いを表しています。
同じ記録画素数(L・Mなど)のときは、画面左のなめらかなマークの方が高画質です。
右のがたがたマークの方では画質が少し落ちますが、記録枚数を多くできます。
- 父:撮影したものを大きくプリントアウトしたい ⇒「Lの高画質」
- 私:主にブログ用に撮影 ⇒「Mの高画質」
私はこんな感じで設定しました。
※RAW画像とJPEG画像について
【RAW画像】
カメラ内での画像処理による劣化がほとんどない「生データ」。
そのままの状態ではパソコンで見たり印刷したりできないため、このカメラで現像するか、ソフトウェアを使って一般的なJPEG画像やTIFF画像に変換(現像)する必要があります。
また、現像時に画質劣化を最小限におさえた画像調整を行うことができます
【JPEG画像】
最適な画質になるようカメラ内で画像処理を行い、ファイルサイズを圧縮して記録されています。
非可逆圧縮方式のため、「生データ」の状態には戻せません。
また、画像処理を行うと画質が劣化することがあります。
(PowerShot G7 X MarkII 使用説明書より引用)
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7、シャッター音を消す(消音)
外出先などの撮影では、音を出すことがマナー違反になることがあります。
シャッター音などの各種動作音、動画再生時の音声を鳴らさないよう設定します。
「MENUボタン」を押し、スパナマーク⇒「3」⇒「消音」の順にタッチします。
「する」をタッチ。これで消音設定になりました。
8、ストラップをつける
持ち運びと撮影がしやすいよう、ストラップをカメラにつけましょう。
G7X MarkIIには、付属のハンドストラップ(リストストラップ)があります。
こちらを使いながら、自分に合ったストラップとケースを選ぶのも良いと思います。
私は付属のストラップを3週間ほど使ってから、「セパレート式 首掛けカメラケース」を買いました。
その後、旅先で 体の不自由な方が2点吊りのネックストラップでカメラを首から掛け、ストラップをピンと張り、右手だけでブレずに撮影されているのを見かけました。
『この方法なら父も撮影できるかも!』
そこで、私と色違いのケースを親に買いました。
2点吊りのストラップ付き、ケースの外側は合皮、内側は起毛素材。
軽くて丈夫、そして安いです。
ケースを付けたままでも、SDカードとバッテリーが取り出せ、三脚も使用できます。
カメラと一緒に買ったもの
父のために買い揃えた「カメラと撮影に必要なもの」は、こちらです。
- カメラ(PowerShot G7X MarkII)
- SDカード
- カメラケース
- 液晶保護フィルム
- 撮影ガイド(カメラ教本)
- カメラクリーニングセット
- 三脚
少し体が不自由な父のため「三脚」も買いました。
軽く、持ち運びしやすい三脚です。
とりあえず、これだけあれば撮影を楽しめるでしょう。
まとめ(撮影を始める前に準備すること)
今回、カメラの使用説明書と撮影ガイドを参考に「G7XMarkIIで撮影する前の準備」を行いました。
- 電池の充電
- 液晶保護フィルムを貼る
- SDカードと電池をセットする
- 電源を入れて日時、エリアをセットする
- SDカードを初期化する
- 記録画質を設定する
- シャッター音を消す(消音)
- ストラップをつける
カメラ初心者の私でも、なんとか撮影前の準備ができました。
「撮影ガイド」には、カメラの操作方法・撮影の基本などが掲載されています。
デジカメが初めての方にピッタリな本ですよ。